「世界の頂点を目指して」デフバレーボール女子日本代表強化合宿


 

T_TOP-アタックを打つ八木沢選手

2016年8月20日、都内某所のアリーナにてデフバレーボール女子日本代表の強化合宿を取材させていただいた。
この強化合宿は2017年のトルコで開催されるデフリンピックに向けた今年度5回目の強化合宿である。

この合宿の1ヶ月前、2016年7月にデフバレーボール世界選手権がアメリカワシントンDCにて行われ、女子日本代表は4位という結果だった。
日本デフバレーボール協会の大川理事長と、産休明けで今回の合宿から復帰された狩野監督から世界選手権の結果と今後の代表の展望についてお話を伺った。

1_①練習前は円陣から始まる

■大川理事長インタビュー

Q.世界選手権は4位という結果だったが世界のトップ3(アメリカ、ウクライナ、ロシア)に追いつくための強化ポイントは?

理事長:今回の世界選手権はデフリンピックの前哨戦と捉えていた。世界のトップ3と渡り合うには、大会を万全な状態で戦い抜くための体力の向上、そして守備力の向上が必須。
外国人選手に比べ体格的に劣る日本人は、外国人選手の強く伸びるサーブをしっかりと受けられるようにならなければならない。
デフリンピック直前の2017年5月には海外遠征を行い外国人選手のボールに慣れる機会を増やすがそれだけでは足りない部分があると思う。
そのため、狩野監督の知り合いの男子選手(元Vリーグの選手)にも合宿に参加いただいた。

Q.注目の選手は?

理事長:中田選手、長谷山選手、八木沢選手の3人。3人ともまだ10代(中田選手、長谷山選手は高校一年生、八木沢選手は八王子実践高校3年生)で、とても期待している。中田選手は7月の世界選手権でもサーブ賞を獲った。
また、益子監督(元女子日本代表 現淑徳大学バレーボール部監督)から推薦された村木選手も身長の高さもあり期待が持てる。
他にも世界選手権でベストスコア賞を獲得した尾塚選手もバネがある選手だ。
若手選手の育成が来年以降のチームの発展にも繋がると思う。

2_②トスを上げる長谷山選手

■狩野監督インタビュー

Q.2017年のデフリンピックに向けてどう戦っていくのか

狩野監督:外国人選手相手に普通に戦っていては勝てない。海外の選手よりも技術やスピードでは負けないようにしたい。
また、一人ひとりが一本一本の質を上げていく必要がある。
2011年の就任からもうすぐ丸5年が経過する。当初に比べ、チームとして平均的力は底上げされてきた。ただもっと引き上げなければいけない。そうしないと世界では勝てない。

3_男子選手相手にブロックする八木沢選手(左)と村木選手

今回の合宿は16名の選手が参加したが、16名中半数の8名が20歳以下の若手主体のチーム。
技術的、体力的さらには精神的にもまだまだ伸びていくと思う。
実際練習の間にもプレーの精度は上がっていた。

2017年のデフリンピックまで一年を切った。
前々回2009年台北大会では3位、前回の2013年ソフィア大会では銀メダルを獲得。2017年トルコ大会でもメダルの期待をせずにはいられない。

チームの力を引き上げるには協会の尽力はもちろん必要だと思うが、それ以上にファンの応援が大切である。
是非彼女たちのプレーを一度見に来て欲しいと本気で思った。

チャレアスは今後もデフバレーボールを応援し続ける。

4_④練習中は手話通訳士が監督の横につく

 

一般社団法人日本デフバレーボール協会

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