初出場国の健闘と次回大会への期待


熱戦が続くWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)だが、今回は初出場国のイスラエルとコロンビアの健闘が目立った。

特にイスラエルは1次リーグを全勝で通過し、2次リーグでもキューバを破る快挙を成し遂げた。イスラエルのメンバーは大半がユダヤ系アメリカ人だが、初戦の韓国戦に勝利した際にはイスラエルのTwitterでWBCがトレンドの1位になるという盛り上がりを見せた。2015年のラグビーW杯で日本が強豪の南アフリカを倒した時に日本中が熱気に包まれたが、その時と同じような現象がイスラエルでも起きていた。イスラエル本国では野球はマイナースポーツだが、これを機に野球の普及があるかもしれない。

コロンビアも1次リーグで敗退したもののアメリカとドミニカ共和国をあと一歩まで追い詰める大健闘を見せた。特にドミニカ戦では同点で9回裏1死1・3塁とサヨナラ勝ち寸前まで追い込んだ。日本ではあまり話題にならなかったが、コロンビアの健闘も野球ファンの記憶には確実に刻まれた。

次回大会では出場枠の拡大が検討されているが、可能であるならば出場枠は増やしたほうが良いだろう。次回の予選に回ったのが、台湾、中国、カナダ、メキシコといずれもWBC皆勤の強豪国であり、出場枠が増えなければ出場国の入れ替えがない可能性が高い。出場国が一定になってしまえば大会としての成長は望めないだろう。イスラエルやコロンビアといった初出場国が活躍した今回こそ出場枠を拡大する好機ではないだろうか。

出場枠が増えた場合のレギュレーションとしては出場国が20か24で1次リーグは従来通りに4組に分けて5ヶ国ないしは6ヶ国による総当たりになり、2次リーグは従来通りになるのが現実的か。

今大会で出場を逃した国で次回の出場に期待がかかるのは出場経験のある南アフリカ、パナマ、ブラジル、スペインに野球が盛んなニカラグア、ヨーロッパでは強豪の地位を確立しているドイツなどが挙げられる。

まだまだ第4回の熱戦が続くが、4年後の大会がどのようにして行われるかにも注目していきたい。

 

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