エースの復活が最大の補強!


女子大生最強ランナーが帰ってきた。トラックシーズンの開幕戦となる京都インカレで立命大の太田琴菜(4年)が見事な復活を遂げた。

駅伝の名門である須磨学園から立命大に入学した太田は1年生から全日本大学女子駅伝と富士山女子駅伝で区間新記録を叩き出すという衝撃デビューを飾る。2年生になると両駅伝で最長区間を任され、区間賞を獲得し、名実ともに立命大のエースに成長した。しかし、3年生の関西インカレ後に膝の故障でこの年の駅伝シーズンを棒に振ってしまう。太田を欠いた立命大は6年ぶりに全日本大学女子駅伝の優勝を逃してしまった。

レースに復帰したのは3月の学連競技会。1500mでまずまずの走りを見せると、9日には昨年の関西インカレ以来となる10000mに出場した。序盤から先頭を引っ張り続け、7500mから独走に持ち込んで優勝した。

太田の復調がチームにとって最大の“補強”となる

タイムこそ33分50秒46と本人の実力からすれば物足りなく感じるかもしれないが、前半が17分05秒だったのに対して後半が16分45秒と後半に力を発揮できたのは収穫だ。走りを見ていても昨年までの上下動がなく、効率の良い走りは健在だった。まだまだ力を使い切っている様子はなく、今後さらに調子を上げて再び学生長距離界のエースとして君臨してくれるはずだ。

今年度の立命大は大森菜月(ダイハツ)や菅野七虹(豊田自動織機)といったチームの黄金時代を支えた世代が抜けたため、戦力ダウンが危惧されている。例年に比べて即戦力の新入生がいないため現有戦力の足並みを揃えることが例年以上に重要となる。その意味でも太田の復活はチームにとって最大の補強とも言えるだろう。

真の駅伝女王の座を再び取り戻す立命大の挑戦がこれから始まる。

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