勝利への執念 上田魂を継承せよ


 7月2日に阪急ブレーブス、日ハムなどでも監督を務めた上田利治氏が肺炎のため80歳で亡くなった訃報が飛び込んできた。上田利治氏は阪急監督時代、日本シリーズでホームランの判定を巡り1時間以上も抗議を行い、勝利に対して貪欲な人であったことも知られている。阪急を日本シリーズ3連覇に導き名将としても語られていた。


阪急ブレーブスが日本一に輝き胴上げされる上田利治監督

現役時代に上田利治氏と共に戦った現在のオリックスの福良監督は「野球の厳しさを教えてくれた方」とコメントした。
 そんな、福良監督はこの日の西武戦で勝利への執念を見せた采配、場面があった。
8回表、先頭の大城が二塁打で出塁すると、続く9番・若月には犠打をさせ、一死3塁を作った。1番の小島が、しぶとくセンター前に運びリードを3点差に広げた。さらに、一死にも関わらず次の打者の駿太にも犠打を命じ、2死2塁の状況を作った。3番・小谷野はセンターフライに倒れたが、2アウトにしてまで送る姿勢は勝利への執念が生んだ采配であった。

 勝利への執念を決して忘れることなく、一つでも上の順位を目指すこと、猛牛戦士たちの頑張りが、現在のチームの前身である阪急ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブを支えた指導者を供養する最大の近道である。

 仰木監督が率いた96年のリーグ制覇、日本一以来、チームは優勝していない。昨年、広島カープが優勝したので現チームで優勝から一番遠ざかっているチームになってしまっている。チャンピオンフラッグを取る日をファンはきっと待ち望んでいるはずだ。

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