馬場遼のインターハイ観戦記


7月29日から8月2日まで山形県天童市で行われた陸上競技のインターハイを観戦してきました。今回は取材ではなかったのですが、今後の取材に役立つと思ったので行ってきました。インターハイでは近畿大会で取材した選手が多く活躍していましたが、近畿勢の活躍は素晴らしいものでした。今回は近畿勢の活躍を振り返っていきたいと思います。

まず総合優勝は男女ともに近畿の学校でした。男子は京都の洛南が3連覇、女子は大阪の東大阪大敬愛が4連覇をそれぞれ達成しました。洛南は桐生祥秀選手(東洋大・3年)の出身校らしく短距離での活躍が目立ちました。100mでは主将の宮本大輔選手(3年が)2連覇を達成、200mでも4位に入賞し、今大会の男子最優秀選手に選ばれました。110mハードルでも中田英駿選手(3年)が4位、平賀健太郎選手(3年)が7位でダブル入賞を果たし、着実に得点を積み重ねます。お家芸のリレーでは4×100mリレーでは宮本選手と並ぶエースの井本佳伸選手(3年)を欠いてまさかの2位に終わりましたが、井本選手が準決勝から復帰した4×400mリレーではアンカーの井本選手が快走し、連覇を飾りました。

男子最優秀選手の宮本大輔選手(右から2番目)

東大阪大敬愛はロングスプリントでの活躍が目立ちました。川田朱夏選手(3年)が400mで優勝、800mでは2位だったものの2分02秒74で日本高校記録を更新しました。さらに800mでは宮出彩花選手(2年)が3位、400mハードルで福島英里子選手(3年)が5位と活躍。最後の4×400mリレーでも圧勝し、総合4連覇に輝きました。

総合4連覇に貢献した川田朱夏選手

800mで川田選手に勝って2分02秒57の日本高校記録を樹立したのが、京都文教の塩見綾乃選手(3年)でした。塩見選手は昨年からあと一歩で川田選手に敗れるレースが続いていましたが、インターハイという大舞台で遂に勝つことができました。大会唯一の日本高校記録を打ち立てた塩見選手は文句なしで女子の最優秀選手に輝きました。

女子800mで日本高校記録を樹立した塩見綾乃選手

ここまでは京都、大阪の活躍を取り上げましたが、男女ともに都道府県別で最も多くの得点を叩き出したのは兵庫県でした。投擲で力を見せたのは市尼崎です。男子では中村美史選手がハンマー投と円盤投で2冠を達成。さらに円盤投で執行大地選手が1年生ながら4位に食い込む健闘を見せました。女子もやり投で武本紗栄選手(3年)が優勝、アヒンバレ・ティナ選手(3年)が砲丸投3位、円盤投4位のダブル入賞と力を見せつけました。

2冠を達成した中村美史選手

中長距離でも兵庫勢の活躍が目立ちました。男子では兵庫の高橋佑輔選手(3年)が800mで優勝、1500mは高校歴代3位の3分45秒10の好タイムで3位と大活躍。兵庫高校は県立の進学校で陸上の強豪校ではありません。その中から現れたスター候補にはこれからも注目です。女子では西脇工の田中希実選手(3年)選手が1500mと3000mで日本人トップの2位と前評判通りの力を見せつけました。将来は日本を代表するランナーになることが期待されます。

兵庫が誇るスピードスター・高橋佑輔選手(左から2番目)

留学生にも果敢に挑んだ田中希実選手(右から2番目)

これでもまだまだ書き足りないくらい、インターハイでは近畿勢の活躍が目立ちました。5日間、インターハイを見ていて改めて自分はとんでもない地区で月刊陸上競技のライターをさせて頂いているんだなと思いました。まだまだ未熟ですが、ハイレベルな地区に見合うようなライターになりますので今後ともよろしくお願いいたします。

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