日本の大学スポーツが世界一に!ユニバーシアード2017で過去最多のメダル獲得


ユニバーシアード2017で日本は過去最多の37個の金メダルを獲得

2年に1度の大学スポーツ(カレッジスポーツ)の祭典「ユニバーシアード2017夏季大会」が8月19日から30日まで、台湾の台北市で行われた。日本は過去最多の37個の金メダルを獲得し、メダル獲得総数でも101個(金:37個、銀:27個、銅:37個)のメダルを量産し、世界一に輝いた。

144カ国の国と地域から7632人の選手が参加し、21のスポーツで合計271種目で争われた今回のユニバーシアード2017。その中で日本のカレッジスポーツアスリートたちが躍動し、過去最多だった2015年の光州大会の25個を大きく上回る37個の金メダルを獲得し、メダル獲得総数でも参加国中唯一の3桁となる101個を獲得したのだ。日本は金メダル獲得数でも、メダル総獲得数での1位となり、大学スポーツにおいて世界のトップに立ったのだ。

金メダル獲得数では、2位が韓国で30個、3位は開催国の台湾で26個とアジア勢がトップを独占した。メダル総獲得数においては、日本に続いて2位がロシアで94個、3位は台湾で90個となった。スポーツ大国といわれるアメリカは金メダル獲得数は5位の16個、メダル総獲得数も同じく5位の51個でアジア勢の勢いに屈する形となった。

日本の大学スポーツのレベルは世界一なのだ。ちょうど昨日(8月31日)にサッカーのロシアワールドカップのアジア最終予選が行われ、日本はオーストラリアを2-0で下して、6大会連続のW杯出場を決めた。実はその2日前の29日、ユニバーシアードのサッカー日本代表は決勝でフランスと対戦し、1-0で競り勝って3大会ぶり6回目の世界一に輝いた。

団体競技では、サッカーのほかにも野球が金メダルを獲得したほか、バレーボールでは女子が銀、男子が銅、バスケットボールでは女子が銀メダルに輝くなどその強さを世界に見せ付けた。

個人種目では、世界水泳2017に出場した瀬戸大也(早大)が男子400メートル個人メドレーで4分11秒98の大会新記録で金メダル、萩野公介(東洋大)が銀メダルを獲得。女子では世界水泳2017の女子200m個人メドレーで銀メダルを獲得した大橋悠依(東洋大)が、200mと400m個人メドレーで2冠を達成するなど、水泳競技で合計20個のメダルを獲得した。

ユニバーシアード2017男子ハーフマラソンで表彰台を独占した日本代表

陸上競技でも日本勢の活躍が目立った。世界陸上2017の男子100mと、4×100mリレーでは銅メダルを獲得した多田修平(関西学院大)が出場し、男子4×100mリレーで日本(田中、多田、北川翔、山下)は38秒65で、アメリカを0.04秒差で振り切って金メダルを獲得した。ハーフマラソン男子では日本が表彰台を独占、片西景(駒大)が1時間6分9秒で金メダルに輝き、工藤有生(駒大)が2位、鈴木健吾(神奈川大)が3位となった。同女子は棟久由貴(東農大)が金メダル、福居紗希(城西大)が3位となり、マラソンをはじめ不振が叫ばれる日本長距離界に明るい光が差した。

オリンピックでもいわゆる日本のお家芸と呼ばれる柔道では、男女各7階級プラス団体の合計16種目のうち、実に10個の金メダルを獲得、表彰台から降りる種目はゼロとその力をいかんなく発揮した。体操は、金メダル獲得数は2個とロシアの10個に溝を空けられたが、男子団体では日本の次世代エースの白井健三(日体大)を欠く中で、リオ五輪で獲得した金メダルのポジションを日本は死守した。最近、10代の選手の活躍が目立つ卓球においても、男子シングルスで森薗政崇(明治大)が優勝し、2大会連続で金メダルを獲得した。大学の4年間の中で2連覇は偉業中の偉業といってもよいだろう。

今回のユニバーシアードを振り返ると、日本の大学スポーツのレベルは世界的に見て極めて高い。しかしながら、大学のカテゴリーからもう一つ上のカテゴリーに行くとたんに、日本はその輝きを失ってしまう場面が多い。例えば、陸上のマラソンをはじめとした長距離種目においては、ハーフマラソンで表彰台を独占できる力を持った選手が多数存在している。大学スポーツのカテゴリーからその上で世界と戦えるためにどのような環境、ならびに育成が必要なのかを今一度考えて、実行していかなければならないだろう。

日本のスポーツは、大学レベルでは世界で十分戦えているのだ。

もうひとつ残念なことは、「世界一」に輝いた日本の大学スポーツが日本の社会の中でほとんど認識されていないだろう。スポーツ紙の一面を飾ることもなければ、新聞やテレビで大きく取り上げられてはいない。今回の記事を見て「そうだったのか」というのが正直なのではなかろうか。日本の大学スポーツはこれから秋のリーグ戦やインカレ(全国大会)が各地で行われる。この大学スポーツを身近に、そして最も詳しく報じているのが「大学スポーツ新聞」だろう。

ユニバーシアードで「世界一」となった日本の大学スポーツを間近で見て、感じることができる季節がやってきた。あなたのお住まいの近くで行われている大学スポーツを見たり、あるいはその大学スポーツの面白さや感動をストレートに伝えている大学スポーツ新聞を手にとってみてはいかがであろうか?

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