ライターになるタイミング


いきなり宣伝で恐縮ですが、13日の月刊陸上競技11月号と16日発売の野球太郎SPECIAL EDITION 全国高校野球大図鑑2018に寄稿させて頂いています。スポーツライターになることを考え始めたのがちょうど1年ほど前なのですが、その頃には本当に月刊陸上競技や野球太郎で記事を書くことになるとは思っていませんでした。今回はライターになる時期について書いてみようと思います。

フリーのライターになる人には大まかに2種類います。一つは出版社や新聞社の勤務を経て経験を積んでからフリーで活動するパターン。もう一つは大学卒業後すぐあるいは記者とは関係ない仕事をしてからライターを志すパターンです。当然ながら前者の方がライターとして稼ぐのは手っ取り早いです。しかし、私は大学を卒業してから10ヶ月しか会社員経験はなく、スポーツやメディアには無関係な会社で勤めていました。それにも関わらず、すぐに有名雑誌で仕事ができるようになったのは大学でスポーツ新聞に所属していたことが大きかったと思います。大学生の部活動とはいえ、書いた記事は形として残ることはプロの人と変わりません。編集者の方からこれまでに書いた作品を見せてほしいと言われることもあるのですが、その時は自分の書いた記事が載っている新聞を見せれば良いのです。私の個人的な肌感覚ですが、新聞を見せると編集者のウケは良いです。

また実際にライターの仕事を始めてみて思ったのはもし大学でスポーツ新聞部に入っている人がライターになりたいと思うのなら早めになった方が良いと思っています。理由はブランクが少ない方が良いからです。しばらく書いていないと腕が鈍るというのもありますが、それ以上に学生時代に築いた人間関係を活かせる間にライター活動をした方が仕事がしやすいというのが大きいです。私は野球太郎で立命大の東克樹投手を取材しましたが、東投手は学生時代から取材してきた選手であったため取材はかなり円滑に進みました。もしライターになってるのが3年、5年遅ければ選手は知らない人だらけですし、指導者も変わっている可能性があります。その意味ではこのタイミングでライターになっていて良かったと思っています。今は月に数万円しか原稿料は稼げていないですし、アルバイトをして何とか生きているという半分フリーターのような状態です。あと数年はこのような状態が続くことは覚悟していますが、後悔はしていません。我慢して一つ一つの仕事を積み重ねていけば仕事は増えると思っていますし、自分のやりたいことをやってダメならしょうがないと思えるからです。会社に勤めていれば毎月のように給料が入ってきて年金や保険料は会社が負担してくれるので安定した生活が保障されます。今思えばその意味では会社員生活は楽でした。フリーライターになるということは安定した生活を捨てることになります。しかし、本当にスポーツライターとして生きていきたいという熱意と覚悟があるのであれば、思い切って挑戦するのもありだと思います。

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