卓球部・天皇杯・皇后杯全日本卓球選手権大会


1月15日~21日 東京体育館

定松、中大で最後の全日本 殻を破り両親へ「恩返し」のランク入り

 

1月15日から、卓球日本一を決める全日本選手権が開幕した。中大からも混合ダブルス、男子ダブルス、男子シングルスに出場したが、多くの選手が3回戦までで敗退した。その中で、今年度、主将としてエースとしてチームを牽引してきた定松祐輔(文4)はシングルスで6回戦まで進み、見事ベスト16、ランク入りを果たした。

17日に行われた2、3回戦を1ゲームずつ落としながらも勝ち、迎えた翌日18日の4回戦の相手は昨年度の全日本選手権準優勝の吉村 (愛工大)。2年前の全日本学生選抜の時に1度対戦し、勝利していたが「そのときから強くなっている」(定松)と警戒して臨んだ試合は、1ゲーム目から白熱した展開。6-10とゲームポイントを握られるが、そこから追い上げを見せ、5連続得点。最後は練習してきた、ロングサーブで相手のミスを誘い、6連続得点し逆転でゲームを奪う。勢いのまま、第2ゲームを14-12と競り勝つなど3ゲーム連取する。

▲4回戦で、気迫のガッツポーズを見せる定松

しかし、そこから吉村が2ゲームを巻き返し、嫌な展開に。しかし、この日、定松の気持ちは崩れなかった。「また出だし良すぎて、弱気になった。今まで何度もまくられてきたので、その殻を破りたかった」(定松)。迎えた、第7ゲーム。出だしから、得点ごとの声も大きくなり気迫で相手を上回った。そして迎えたマッチポイント。得点が決まると最後は、大きなガッツポーズを見せ、5回戦に進出した。

19日の5回戦、徳永(鹿児島相互信用金庫)とランク入りを懸けた戦い。定松にとって、徳永は希望が丘高、そして中大の先輩でもあり、定松が2年次の時にはダブルスも組んでいた。先輩、徳永との一戦、「やる前は緊張していた」と話すが、上手く攻め立てストレートの快勝でベスト16入りを決める。

準々決勝進出へ、続く6回戦の相手は、14歳ながら日本が世界に誇る怪物・張本(JOCエリートアカデミー)と対戦。第1ゲームにセットポイントを奪うが、上手く対応され逆に奪われるとその後は国際経験も豊富な張本が圧巻のプレーをみせ、終始苦しいまま0-4でストレート負けを喫っした。試合後は、「(張本は)次元が違う。厳しくいかないと返されるから厳しいところを狙ってミスが増えてった。作戦も通用しなかった」と振り返った。しかし、堂々のランク入りを果たし、この大会を終えた。

▲フォアを振り抜く定松

4年生の定松にとっては、今年の全日本は中大の選手として出場する最後であった。今大会を振り返り「中大でやる最後の全日本で目標のランク入りもできた。中大に入って本当によかったし、今日も両親が会場に観に来てくれていた。ランク入り出来て(両親に)恩返しができたと思う」と語った。中大のエースとして、最後まで戦い抜き結果で引っ張ってきた。白神監督も「卓球に一番真摯(しんし)に取り組んでいた男」と評する。今春からは、実業団に進み、卓球を続ける。「来年もランク入りできるように」と目標を掲げた定松。この中大での4年間の経験を糧に新たなステージでも活躍を期待したい。

◆試合結果◆

シングルス2~6回戦

○定松3-1村田(筑波大)●

○定松3-1池田(リコー)●

○定松4-2吉村(愛工大)●

○定松4-0徳永(鹿児島相互信用金庫)●

●定松0-4張本(JOCエリートアカデミー)○

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部

コメントを残す