東克樹の活躍は予想通り


横浜DeNAベイスターズのドラフト1位ルーキーである東克樹が見事な活躍を見せている。19日の巨人戦では7回1/3を無失点に抑える好投。ここまで3試合に登板し、2勝1敗、防御率1・83、奪三振率10.67、与四球率2.29、※WHIP1.03と各数値で優秀な成績を収めている。

※WHIPとは野球における投手の成績評価項目の1つで、1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値。与四球数と被安打数を足した数値を投球回で割ることで求められる。一般に先発投手であれば1.00未満なら球界を代表するエースとされ、1.20未満ならエース級と言われている。

立命館大学時代から東の投球を見てきた筆者としてはここまでの活躍は十分に予想できたので驚きは一切ない。7回1失点に抑えたデビュー戦や先述の巨人戦のような投球は昨秋にも見ることができていたので、やはりこれだけの投球ができるならプロでも通用するんだなというのが正直な感想だ。むしろプロ初勝利を挙げた巨人戦で制球に苦しんでいたのにやや驚いたくらいである。ただ、そこはやはりプロで大学時代よりも慎重に投げないと打たれてしまうというのがあるのだろう。ハッキリ言って昨秋のリーグ戦ではしっかりとストライクゾーンに投げていれば打たれる気がしないと思いながら見ていた。

立命館大学時代の東克樹

東がここまでの投手になれた要因は球速が伸びたことが挙げられる。元々は制球の良い投手として評価されていたが、大学で順調に成長し、最速152㎞まで伸びた。左腕で150㎞のボールをコントロール良く投げ込まれるとプロといえどもなかなか打てないだろう。また東の得意球としてチェンジアップが挙げられるが、これも球速が伸びたことによってより効果的になった。東のチェンジアップは120㎞台だが、140㎞中盤のストレートとの緩急が抜群に効いている。この球がプロ相手にも十分に通用しているのだから、大学生に打てと言うのは少々酷だったのかもしれない。

まだ3試合しか登板していないが、ここまでの投球を見た限りではこれなら絶対に活躍できると確信しているし、心配は一切していない。新人王には間違いなく争いに絡んでくるだろうし、将来的にはタイトル獲得も夢ではないだろう。

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