ハンドボール部・春季関東学生ハンドボールリーグ戦 対国士大


5月12日 国士大多摩キャンパス体育館

3点差追い付くも「勝ちたかった」ドロー

試合終了のブザーと同時に、選手は悔しげに宙をにらんだ。「勝ちたかったですね」(実方監督)。5連勝中と波に乗る中大は、国士大と対戦。前半は3点ビハインドで折り返すも、後半畳み掛け同点決着。最後勝てるチャンスはあっただけに不本意な結果のようだが、収穫と課題が垣間見えるドローとなった。

▲けがからの復帰戦となった佐野主将。ファーストシュートはバーに嫌われる

スローオフから前半20分ごろまでの間、1点差の攻防が繰り広げられた。中大が1点取れば相手も取り返す。一進一退の展開で、リードを広げたのは国士大だった。なんとか追いすがる中大。2点差で試合は展開される。しかし前半残り8秒での相手タイムアウト後、狙いすましたステップシュートを決められ、3点差。「守備が全然だめだった」(北詰明未・商4)。コートに引かれた9㍍のラインでボールを止める守備が理想だが、この日は振り切られ失点につながることが多かった。

▲「使うたびに良くなっている」と実方監督が評価した大崎

勝負の後半、「雰囲気の悪さを修正して」(佐野利器主将・法4)挑んだ中大。守備で相手選手に振り切られないようになったこともあり、反撃に転じる。しばらくは点差2~3点で推移したが、ここまで不調にあえいでいた名冨光輝(商3)のサイドシュートが決まり始めるなど、最終盤で一気に畳み掛けた。同点に追いつき1点リードまで持ち込むが、エース北詰が痛恨の2分間退場。「リードを広げられると思っていたけど残念だった」(実方監督)。1人少ない状態で2分間を戦い、同点の29分にベンチはタイムアウトを要求。ラストプレーで勝ち越したいところだったが、国士大の堅い守備に阻まれる。後半8失点と守備では奮闘したが、攻撃で決めきれず23-23で試合終了となった。

▲「最後決められてよかったです」と肩をなでおろした名冨

「点を取って盛り上がるのは当たり前。取れなかった時にどう雰囲気を上げていくか」(佐野主将)。リーグ戦は上位でもインカレは初戦で敗退した昨年度と同じ轍(てつ)は踏まぬよう、チームは流れの変え方を模索し続けてきた。前半のビハインドを立て直せた今節、「後半修正できたのは良かった」(北詰)と成長も感じている。次戦の相手は筑波大。勝ち点1差で中大の1つ上、2位に位置する。強靭なフィジカルを誇る相手だが、「できるところで戦っていく」(大崎弘市・商4)。熱戦が期待される次節は、秋リーグ、インカレに向けた試金石となりそうだ。

▲雰囲気の盛り上げに一役買っているスタンドの選手たち。鳴り物やユニークな応援でチームを支える

◆試合結果◆

中大23(12-15、11ー8)23国士大

◆コメント◆

実方監督

「残念。勝ちたかったですね。前半は3点負けてたけど、後半どこかで追い付くと思ってました。シュートがバーに嫌われたりサイドが外したりしていて、攻撃で崩せてはいたので。思ったより追い付くのは遅かったけど想定内。北詰の退場が、本人は悪くないとはいえ痛かったですね。筑波大戦で鍵になるのは守備とサイドシュート。対策して臨みます」

佐野主将

「後半一つずつ点数を積み重ねて、追い付いて追い抜けたまでは良かった。ただ、そこで2点3点と離す力が今のチームにはないです。前半の雰囲気が悪いっていうのはハーフタイムでも話して、修正できたんですけど、点を取って盛り上がるのは当たり前。取れなかった時にどう雰囲気を上げていくかが課題。筑波は強いが、全部出し切れば勝てない相手ではない。しっかり練習して臨みたい」

北詰

「勝ちたかったし勝てる試合でした。前半は守備が悪くて、当たりに行っても止められず振り切られたり、接触できてなかったりした。後半はもっと当たっていこうと話し合いました。(得点王争い)チームが勝つのが一番なんで、意識はしますけど取れたらいいな程度です。筑波強いんで、しっかり準備をして戦えるようにしたいです」

大崎

「全体としては決めるところで決められなかった。前半に決めきれていたら優位に運べていた試合。後半守備が良くなったがオフェンスが決めきれなかった。守備が良かったっていうのはポジティブに捉えていきたい。筑波は、フィジカルで勝てないのはわかりきってるんで。位置取りとか、できるところで戦っていきたいです」

名冨

「この春リーグ調子が悪くて、よかった試合が数えられるぐらいしかない。今日も前半外して、審判にアピールし過ぎて退場になりかけたりした。自分が迷惑かけた分、最後に決められてよかったです、本当に。全体的にはビハインドの展開でも声出して、勝ってるような雰囲気を出せてきたのは良かった。筑波大戦は、落ち着いた戦い方をしてくるチーム。自分も3年生らしいプレーをしないとなと思います」

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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