【馬場遼が大学野球を語る】近大・村西良太は来年のドラフト候補だ


甲子園の余韻がまだ冷めやらぬ野球界だが、大学野球では全国各地で秋季リーグ戦が開幕。高校野球に比べると注目度の低い大学野球だが、8月28日の大学日本代表対高校日本代表の試合では7対3で大学日本代表が勝利しているように大学野球のレベルの高さはかなりのものだ。そこで学生時代から関西の大学野球を取材している筆者が大学野球の魅力を定期的に発信していきたい。今回は来年のドラフト候補として期待の投手を紹介する。

近大・村西良太(3・津名)

関西を代表するリーグである関西学生リーグで今後、注目度が高まりそうなのが近大の右腕・村西良太(3・津名)だ。開幕戦となった2日の同大戦では0-0の同点で迎えた6回裏から2番手として登板し、4回無失点の好投で大学初勝利を飾った。村西の最大の長所は最速150㎞のストレートだ。サイドハンドに近い位置から放たれる速球は常時140㎞台後半を記録し、この試合で始めて150㎞の大台に乗せた。変化球はスライダー、カーブ、スプリットを操り、ストレートとの緩急は絶妙。同大の各打者は緩急への対応に最後まで苦しめられているように感じた。

兵庫県淡路島の津名高時代から143㎞を投げる速球派投手だった村西。近大入学後は豊富な練習量で成長を遂げ、1年秋には主にリリーフとして6試合に登板。最速を149㎞に更新するなど将来を期待されていが、その後は調子を落としていたという。2年春から3年春までの3シーズンではわずか2登板に留まる苦しい時期が続いたが、今夏のオープン戦で結果を出してメンバー入りを勝ち取った。この日の出来は「最近の調子でいうといつも通り」と振り返る様子から見ると好調時には更なる好パフォーマンスが期待できそうだ。

大学卒業後は「プロに行きたい」と話す村西。開幕戦の好投を続ければ、間違いなく来年のドラフト候補に名前が挙がるだろう。

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