ハンドボール部・秋季関東学生ハンドボールリーグ戦 対法大


9月9日 国士館大多摩キャンパス体育館

 「絶対に負けられない」中で見せたチーム力 苦しみを乗り越えた先に

 

 

一度もリードを許すことなく5点差をつけて快勝した中大。苦しい内容での敗戦から一夜明け、ディフェンス・オフェンス共に歯車がかみ合い、各選手が今後に向けた手ごたえを感じる一戦となった。

 

「いい入りができた」。実方監督がそう語るように、チームに前日の敗戦を引きずる様子は全くなかった。試合開始直後、大崎弘市(商4)のシュートで先制点を挙げると、前日から引き続きスタメンとなった安永翔(法2)も続いて得点を決める。前半開始10分の段階でチーム全体で7得点、相手に3点差をつけ、絶好のスタートを切った。

 

前日決めきることができずに、監督もポイントに挙げた1対1の場面でも着実に得点を重ねた。中村翼(法1)の7メートルスロー、森田啓仁(法4)の速攻などで立て続けにゴールネットを揺らすと、相手はたまらずタイムアウトを要求。相手を飲み込む「中大の流れ」に引き込んでゆく。

▲7メートルスローを得て、振りかぶる中村

ディフェンスでも流れは渡さない。前半15分には大崎、前半終了直前には森田、寺島健太(総2)を2分間の退場で欠き、数的不利の状況を迎えたが、山﨑智之(総4)の好セーブなどで追随を許すことなく、13-9と4点のリードを持って前半を終えた。

 

 

後半開始直前、コートにはチームの大黒柱、佐野利器主将(法4)の姿があった。「絶対に負けたくなかった。佐野には後半行くぞと話していた」と実方監督。「けがをしてから自分と(北詰)明未(商4)がいない状態でチームを作ってきて、そこにいい形で入っていけた」と佐野主将。7メートルスローの得点を含む4得点の活躍で、抜群の存在感を発揮して見せた。

▲試合に復帰した佐野主将のシュート。その後ボールはゴールに突き刺さった。

チームも前半に引き続き、相手に主導権を渡すことなく試合を展開。「いい流れの中で、戦術面で昨日の修正をいかすことができた」と安永が言えば、ゴールを守る山﨑は「前半はディフェンス陣が頑張ってくれていた分、後半はしっかり自分の仕事ができた」と攻守両面で本来の実力を発揮した。試合終了間際、立て続けに2分間の退場者を出し、連続失点を喫したが、試合を通して危なげない試合運びを見せ、最終的には5点差をつけて勝利を収めた。

 

佐野主将が戦列に復帰したものの、足を負傷しているエースの北詰の復帰は不透明だ。それでも「(北詰)明未さんが復帰できるか分からないので、復帰できなくても自分たちで乗り越えられる準備をしていきたい」と安永。次戦は22日の東海大戦だ。立大戦から続くエース不在の正念場。法大との試合は絶対に負けられない中でチーム力を見せ、勝利という形で乗り越えた。次もチーム一丸となってこの正念場を乗り越えてみせる。

 

 

◆試合結果◆

中大25(13-9、12-11)20法大●

 

◆コメント◆

実方監督

「最初から常にリードしていけたのすごく大きかった。特にディフェンスは保利(憲之朗・経3)と寺島が良く声を掛け合ってやってくれていたし、キーパーの山﨑もすごくよかった。攻撃面では、なかなか昨日はゲームメイクの面で苦しんでいたが、今日は安永が良く頑張ってくれていた。次戦も今日のように20点程度に抑えて、25点取れるような試合をしていきたい」

佐野

「昨日、勝てる試合を落としてしまいましたが、気持ち切り替えて臨めたのが良かったです。自分としてはまだ良くない部分もあるので、次に向けてチームと共に状態を上げていきたいです」

寺島

「昨日はディフェンスもうまくいかず、オフェンスも行き詰ってしまいましたが、今日はしっかりかみ合って着実に点差を離せたので良かったです。前半あまり足が動いていませんでしたが、前半の最後に前日のミーティングの成果を出せて、そこからはキーパーとも連携を取っていけました。手ごたえを感じられました」

安永

「前半・後半共に思ったように展開できました。自分はオフェンスしかやっていない分、点を取るための戦術をしっかり考えてできたので良かったです。昨日の試合後に話し合ったこともしっかりできました」

 

◆新企画~4年生特集~◆

第4回は、安定感抜群の中大が誇る守護神、山﨑智之(総4)です。画像に含まれている可能性があるもの:2人、スポーツ、バスケットボールコート

▲ゴールを守る山﨑。写真は春リーグのもの 

 

――ハンドボールを始めたきっかけは何ですか

「小学生の時、中高同じで今は日体大にいる中村剛に誘われて始めました」

――ハンドボールの魅力を教えてください

「展開が早くて均衡した展開なので、試合を通して見逃せないというところが醍醐味ですね。体と体がぶつかって迫力あるスポーツだと思います」

――毎試合手厚い応援がありますがどう感じていますか

「最初はいつも一発芸やってるみたいで恥ずかしかったですけど、今は慣れました(笑い)」

――ラストシーズンに懸ける思いを教えてください

「優勝を狙えるチームですけど、まだまだ足りない部分が多いのでこれからもしっかり取り組んでいきたいです」

▲座右の銘は「不撓不屈」とのこと

お忙しい中ありがとうございました。インカレ優勝を目指す上で、非常に大きい4年生の存在。最高学年の活躍に今後も期待が懸かります。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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