陸上競技部・日本学生陸上競技対校選手権大会 3・4日目 カテゴリー:中央大学


9月8日 等々力陸上競技場

100m竹田、優勝ならず悔しい4位

全日本インカレも折り返しを迎えた3日目。昨日の4継六連覇達成で良い流れに乗る中大からは110mH予選、4×400mR予選、800m予選・決勝、100m準決勝・決勝の4種目に出場した。100mでは去年の同大会で3位と表彰台にのぼった竹田一平(経4)が決勝に進出したが、4位入賞と惜しくも優勝を果たすことはできなかった。また4×400mRと800mで田母神一喜(法3)が明日の決勝に駒を進めた。

▲100m決勝でゴールに身を乗り出す竹田(左)と多田(右)

100m準決勝では4継六連覇メンバーである竹田一平(経4)と宮城辰郎(理工3)、染谷佳大(法2)の3人が出場したが、惜しくも宮城と染谷は決勝進出を逃してしまう。そんななか、決勝に中大勢として唯一進出した竹田。チームでの優勝を果たした竹田にとって、あと足りないものは個人での優勝だった。「個人よりも4継6連覇が第一ではあったんですけど、純粋に勝ちたいという気持ちに変わりはないです」と4継のプレッシャーから解放され、良い流れのなか落ち着いてレースに臨んだ。6レーンの竹田の隣の5レーンには先日のアジア大会の4×100mRで金メダルを獲得した優勝候補最有力の多田修平(関学)。「同世代で先を行く選手ですし、多少なりとも意識はしたと思います。でもスタートで思い切り出ようと考えて、そこだけ集中して走りました」と自分に集中していた。スタートの号砲と同時に竹田は勢いよく飛び出す。前傾姿勢からどんどん加速していき、中盤までは全選手横一線で拮抗したレース展開となる。しかし竹田は後半に伸びを欠き4位でレースを終えた。去年の同大会では3位だっただけに、順位だけをみれば優勝はおろか表彰台にものぼれず悔しい結果となったが、「自分の強みでもある前半、中盤の走りをさらに磨き直して後半の走りにうまくつなげないとこの先戦っていけないなと。今大会を通じて多くのものを得たと思います」とレースを前向きに振り返った。4年生、そしてブロック長として全日本インカレ4継6連覇という周りからの期待と重圧に耐え、1年間リレーチームの中心としてチームをまとめ上げた竹田。この1年を乗り越えた竹田はひと回りもふた回りも、人間的にも精神的にも成長したに違いない。今後の目標については「まず日本代表になって世界と戦っていきたい」とさらなる飛躍を誓う。日の丸をつけて走る竹田の姿に期待したい。

▲800m準決勝で組1着でゴールし、ガッツポーズをする田母神

800m予選には田母神一喜(法3)と福岡葉平(経3)が出場した。田母神は組1着で余裕をもって予選通過。福岡は組4着となり予選敗退かと思われたが、同じ組の3着の選手が失格となったため繰り上げとなり準決勝進出となった。準決勝では、福岡は中盤から後半にかけて徐々に集団から後退していき準決勝敗退となってしまう。一方、田母神は驚異のラストスパートを見せつけ、見事に決勝進出を決めた。最初の1周が61秒とスローペースとなったが、田母神は集団の真ん中につけてレース状況をうかがい、ラスト200mで1段、ラストの直線でもう1段とギアを上げて1位でゴールした。明日の決勝に向けて期待感の高まるレースとなった。

早くも大会最終日を迎える明日、中大からは4×400mR決勝と田母神が800m決勝に出場する。マイルリレーでは表彰台が、そして800mでは田母神の優勝に期待がかかる。

◆大会結果

<110mH予選>

2組⑤吉岡久志主将(文4)14秒32 

<4×400mR予選>

5組②椿純平(法3)→椎谷祐士(経4)→魚野翔太(文4)→藤堂誉志(経2)3分9秒54

<100m準決勝>

1組③宮城辰郎(理工3)10秒58

2組②竹田一平(経4) 10秒35

3組④染谷佳大(法2) 10秒49 

<100m決勝>

7レーン④竹田 10秒42

<800m予選>

4組①田母神一喜(法3)1分54秒17

5組③福岡葉一(経3)1分54秒96

<800m準決勝>

1組⑧福岡 1分55秒90

3組①田母神 1分54秒77

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

 

9月9日 等々力陸上競技場

大会最終日、田母神が800mで準優勝!

大会最終日となった4日目は800m決勝と4×400mR決勝が行われた。800m決勝には田母神一喜(法3)が1500mに続き出場した。序盤から果敢に攻める田母神。勝負はラスト50m、他選手が激しいラストスパートを繰り広げる中負けじと力走しゴール。しかし結果は惜しくも2位。「実力的には優勝を狙えたと思っている。情けないレースをしてしまった」。1500mに続くW表彰台を果たしたものの納得はいっていないようだ。東京五輪出場を狙う田母神は「来年の日本インカレでは圧倒的力で二つの種目(1500m、800m)で優勝して東京に励みをつけたい」と力強く語った。

▲2種目で表彰台に登った田母神

4×400mR決勝は予選とはメンバーを変えての出場となった。力強い走りを見せた藤堂誉志 (経2)からバトンを受け取った2走椎谷祐士(経4)。他大のエースがひしめき合う中負けじと前に食らいつく。3走は魚野翔太(文4 )4年目の集大成の走りでラスト船越へとつないだ。アンカーは船越翔太(商2)。2年生ながらも懸命に食らいつく走りでゴールし7位入賞で今大会を終えた。他校のエースが名を連ねた2走を走った椎谷は「自分の力では太刀打ちできなかった」と悔しさを口にした。椎谷と魚野は4年生。船越は「4年生二人が抜けて心配な部分もあるんですけど僕と藤堂が経験してきたことをこれから走るメンバーに伝えて来年は絶対に優勝したいと思います」と話し、先輩から受け継いだリレー魂を胸に来年へのリベンジを誓った。

▲2走椎谷から3走魚野へのバトンパス

4日間の全カレが終了し、今年もさまざまなドラマが生まれた。中でも4×100mRでは大会六連覇という大記録を打ち立てた。また長距離勢の主力は箱根駅伝予選会に集中するため、全カレには出場しなかったが、大会中蔵王で強化合宿を行なった。合宿で得たものを予選会で存分に発揮し、本戦出場を決められるか大注目だ。今大会で結果が出た選手も出なかった選手もそれぞれの挑戦はまたここから始まる。選手たちは新たなステージへそれぞれ走り出した。

◆大会結果

<800m決勝>

②田母神一喜(法3)1分54秒23

<4×400mR決勝>

⑦中大 (藤堂→椎谷→魚野→船越)3分09秒89

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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