【馬場遼が大学野球を語る】関大・山本隆広が復活登板


◇関大6-1京大 関西学生野球連盟秋季リーグ戦第2節1回戦@皇子山球場

関西学生を代表する投手が帰ってきた。関大にとって秋季リーグの開幕戦となる9日の京大戦でエースの山本隆広(4年・桜宮)が復活登板。「気負うことなく試合に入れました」と先発で8回を投げて5安打1失点(自責点0)の好投でチームの勝利に貢献した。

昨秋は完全試合を達成するなど5勝を挙げる活躍でチームのリーグ優勝に貢献。特別表彰も受ける充実のシーズンだった。しかし、今年は春季リーグ前に右肘を剥離骨折。春はマウンドに上がることができず、チームも優勝を逃すという悔しさを味わった。

「春に投げられないのはわかっていたので秋に標準を合わせてきた」と7月から少しずつ投げ始め、8月から本格的に投球練習を再開。8月9日に実戦復帰し、秋季リーグに間に合わせることができた。

この日の状態は本人、早瀬万豊監督、高橋佑八捕手のいずれもが「7~8割」と声を揃えた。ストレートの最速は150㎞だが、この日は142㎞に留まっており、まだまだ本来の実力を出しきれたとは言えないだろう。それでも「いい時のフライを打たせて取る投球ができた」(高橋)と山本の良さも出すことができていた。

山本のストレートは伸びと威力があり、バットに当たっても差し込まれて力のないフライになることが多い。この日はフライアウトが9個と調子のバロメーターを示す数値としてはまずまずだったのではないだろうか。

投球全体を見た限りではまだ完全復活とまではいかないが、故障の影響はなさそうだ。時折ボールが抜ける場面もあったが、四死球0と制球面では安定していた。これから試合を重ねるごとに状態は上げてくるだろう。

卒業後はプロ入りを希望していて、プロ志望届を提出する意向を示している。この秋で復活をアピールして、ドラフト指名を勝ち取ることができるだろうか。

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