【馬場遼が大学野球を語る】天理大・田中秀政が通算100安打に迫る


大学野球には夢がある。高校時代はレギュラーでなかった選手や無名校出身の選手でも花開くことがあるからだ。天理大・田中秀政(4年・明徳義塾)もその一人だろう。高校では控えだった彼が大学野球では一流打者の証である通算100安打まであと一歩に迫っている。

高校時代は名門の明徳義塾で代打要因として活躍。甲子園で本塁打を放つなど輝きを放ったが、「大学で野球を続けるとは思わなかった」と高校で野球に見切りをつけようとしていた。しかし、天理大の藤原忠理監督に誘われたことで田中に大学野球への道が開かれる。

田中らの学年は藤原監督が初めて勧誘した代ということもあり、早くからチャンスを与えられた。1年秋にレギュラーの座を掴むと、持ち前のバットコントロールで安打を量産。9日の甲南大戦を終えた時点で通算安打を98まで伸ばした。12日の甲南大戦で通算100安打達成が期待されたが、「小学生の頃から雨の日は打てないんですよ」と雨が降る中で行われたこの試合では4打数無安打に終わった。100安打達成は翌日の大体大戦に持ち越しとなったが、大体大は田中が得意とする左投手の先発が予想されるだけに大台到達に期待したい。

また、田中といえば童謡の「ピクニック」を替え歌にした「秀政おじさん」という応援歌が一部ファンの間で話題になっているが、その誕生秘話も教えてくれた。昨年の春にTwitterで日本文理大の野球部員が「カネマサおじさん」と歌っている動画を見た同級生が「秀政の応援歌にしよう」と応援団に呼びかけたのが始まりだという。本人も応援が話題になっていることは知っているようで「応援で自分のことを知ってもらえるのはいいけど、もうちょっとちゃんとした応援をしてほしい」と思わず本音を漏らした。

卒業後も野球を続ける予定で将来は「本塁打よりも率を残せる選手になりたい」と話す田中。豪快なフォームから巧みな打撃を見せる「秀政おじさん」のラストシーズンに注目だ。

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