錦織と全米オープン


激動の全米オープンが幕を閉じ、1週間が経った。世間は大坂なおみの優勝を賞賛する声でいっぱいであるが、錦織圭の存在も忘れてはならない。優勝こそ逃したものの、全米ベスト4という好成績を収めた。錦織は全米オープンにおいて、ベスト4以上が3回(うち1回は準優勝)という成績を打ち立てている。忘れてはならないのは、錦織は手首のけがから復帰してまだ半年程しかたっていないことで、そこからすぐに4大大会で上位に入ってくるのは「さすが日本のエース」の一言である。

ところで、錦織といえば全米オープンに非常に相性がいいことで知られている。先に述べたベスト4以上3回は、錦織自身の4大大会の記録で最高成績である。2008年には日本人として71年ぶりの全米オープン16強進出、2014年には日本人初の決勝進出を果たした思い出の多い舞台でもあるのだ。本人は2016年の準々決勝のA.マレー(イギリス)との試合後、オンコートインタビューにおいて、「一番好きな4大大会」と述べていた。「全米は思い出が多いから、何かいいフィーリングはあるかもしれない」とも語った錦織は、確かにその言葉通りの成績を残してきていると言っていいかもしれない。そして今回のベスト4という結果も、その言葉の表れということではないだろうか。

まさに錦織にとって「favorite stage」である全米は、日本人男子初の4大大会優勝を飾るのに最高の舞台なのかもしれないが、もちろんチャンスは全米だけではない。favorite stageにこだわることなく、4大大会優勝の瞬間を待っているファンが多いことだろう。次なる4大大会の舞台は来年1月の全豪。更なる飛躍を期待したい。

※写真

https://www.usopen.org/en_US/news/articles/2018-09-01/14_finalist_kei_nishikori_upends_diego_schwartzman.html

us open

コメントを残す