ハンドボール部・秋季関東学生ハンドボールリーグ戦 対国士大


10月7日 国士大多摩キャンパス体育館

青天の霹靂乗り越え 大きな1勝

 

待ちわびた勝利に、コートのいたる所で選手たちの笑顔が弾けた。「これまでで1番」(中村翼・法1)。試合開始前の時点で2位につけていた国士大相手に完勝。攻守ががっちりとかみ合い、後半は付け入るすきをほぼ与えなかった。リーグ戦は7位で終えたが、インカレへ向けあと1カ月強。危機を乗り越え大きく成長したチームに、頼れるエースが帰ってくる。

 

▲チームメイトと喜びを分かち合う北詰

 

「北詰(明未・商4)がいない中で勝つにはロースコアしかない」(実方監督)。エースの離脱以降ずっと言い続けてきた言葉が、ようやく実現された。前半開始直後に名冨光輝(商3)のサイドシュートで先制すると、約10分は中大リードのシーソーゲームに。前半12分を過ぎるとばたつく場面も増え、13分には逆転を許すが、中村の技ありループシュート、森田啓仁(法4)の電光石火のカウンターですぐさま取り返す。20分を過ぎると流れは中大へ。守備陣の頑張りが光り、8分強相手を無得点で抑える間にリードを広げた。26分には満を持して7人攻撃。「スカイプレーが効くのはわかっていた。今季ベストゴール」という山川慎太郎(経3)が空中でつかんだボールをそのままゴールへ流し込んだ。このゴールで3点差を付けるも、終盤に連続失点。強豪の意地で国士大も食い下がる。12-12で前半を終えた。

▲守備の要・保利と寺島もあり、後半は強豪国士大を抑えた

 

国士大相手に、佐野利器主将(法4)が挙げたキーマンは「サイドとポスト」。後半はその選手たちが才能を遺憾なく発揮した。先制こそ許したが、ポストの寺島健太(総2)が同点ゴールを決めると、左サイドの森田が3連続ゴール。「今まで合わせていた北詰の離脱で、サイドにいいパスがなかなかこなかった。悶々としていたと思う」(実方監督)。そんな中でも磨き上げた決定力で、存在感を示した。守備時に3枚目を守る保利憲之朗(経3)も、寺島とのコンビで相手の攻撃をシャットアウト。後半わずか11失点に抑える。25分には、相手の連続ゴールで点差が詰まっていたところを途中出場の岩崎滉大(文2)がダメ押し。「繊細なシュートが持ち味」(岩崎)なサイドプレーヤーがインカレメンバー入りに向け結果を残した。最終結果は26-23。最終戦を勝利で飾った。

▲途中出場ながらも、しっかりと結果を残した岩崎。これからの成長が楽しみだ

 

「勝利って気持ちいいですね」。森田の一言に、ここまでの苦しい戦いがにじみ出ていた。開幕2戦目にして北詰と佐野主将がけが。佐野主将は1試合の欠場で復帰したが、エースの離脱はチームに大きな影響を与えた。点が取れない、大事な場面で守れない。そんな葛藤と戦い続けた1カ月。入替戦も一時はちらついた。そんな中で、「代わりの安永(翔・法2)や中村、山川がすごく成長した」(実方監督)。「Aチームでこんなに試合に出られるとは思ってなかった。出る前よりもハンドボールをすごく教えてもらいました」(安永)とピンチを成長につなげるためもがき、迎えた5試合ぶりの勝利。「インカレにつながる1勝」(佐野主将)と手ごたえをつかんだ。「勝負をかけます」(実方監督)というインカレ。秋リーグで味わった悔しさも歯がゆさもすべてまとめて、インカレで発散してみせる。

▲今季急成長を遂げた山川。今回もビッグプレーで会場を沸かせた

 

 

◆大会結果◆

〇中大26(12-12、14-11)23国士大●

 

◆最終結果◆

①筑波大

②明大

③日体大

❼中大

 

◆コメント◆

実方監督

「やっと勝てた。安永、中村、山川の3人がすごく成長してくれて、すごくよかった。守備は100点だと思います。キーパーも、キーパーが取ってくれるから失点がこれだけなわけで、普通の活躍をしてくれた。インカレでは北詰が帰ってくる。今年は勝負かけます」

佐野主将

「インカレにつながる1勝。昨日と同じような展開で、気持ちを切らさずにやるべきことができました。苦しかった分得たものも大きい。順位にとらわれず、頑張りたいと思います」

北詰

「昨日の負けはイージーなミスからだった。それをなくそうと話してきて、実際少なかったのでよかった。インカレはシードもないし、苦しい戦いになる。チャレンジャーとして、1戦1戦、少しでも長くこのチームでプレーしたいです」

森田

「勝利って気持ちいいですね。雰囲気、コンディションともにインカレにつながる1勝だと思います。インカレは去年悔しい思いをしてる。次の練習から切り替えて、照準合わせて頑張ります。優勝狙います」

山﨑智之(総4)

「良い内容で勝てたのは良かった。最後のインカレなので、悔いが無いよう頑張ります」

大崎弘市(商4)

「リーグ最終戦で、負けが続いていた中で勝ち切れたのでよかった。インカレに向けて、個人でもチームでも成長していきたいです」

名冨

「今日の勝利はインカレにつながる。北詰さんがいない中で安永がすごく成長したと思うし、層が厚くなった中大を見せられると思うので楽しみです」

山川

「インカレにつながる試合ができた。チームの雰囲気とか、一丸になって戦えたと思う。できることは少ないけど、リーグ戦の反省点を生かしてインカレにつなげたい」

保利

「ハンドボールが上手なチーム。人ではなくボールに当たりに行くことを心掛けました。苦しい場面でも声出して守ったり攻めたりできるようになったのが収穫です」

大西暁斗(法3)

「最終戦で勝ててよかった。内容は昨日から悪くなかったけど、今日は良いところで決められて、勝負どころで交代もあったし、チーム全員で勝てた。インカレでは、チームで結果を残したいです」

安永

「Aチームでこんなにチャンスをもらえるとは思ってなかった。出る前よりもハンドボールを教えてもらえました。北詰さんも帰ってきて、チーム力も高まる。頼り過ぎないように頑張ります」

寺島

「前半から今までの課題を克服して、中大らしい試合ができてよかった。この1勝は大きいと思うので、課題をもっと克服して、最後に笑えるようにしたい」

中村

「今日はこのリーグで1番よかった。高校よりレベルの高いチームで経験させてもらって、自信にもなった。来年、再来年はもっと成長したい」

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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