バスケットボール部・4年生コメント集(特別版)


チームの歴史を変え、支えてきた4年生の軌跡

 

今シーズンはトーナメント戦で17年振りの準優勝を果たすも、1部リーグで11位という結果に終わり自動降格が決まるなど、激動の1年を過ごしてきた中大バスケットボール部。1年を通して良い結果、悪い結果の両極端な状況を経験できたことは、チームにとって大きな成長につながった。しかしここまで来るのは決して平たんな道ではなかった。他大学と比べ低身長といわれる中大が、その弱点を強みにし独自のプレースタイルを確立してここまで成長できたのは、4年生の存在、そして活躍があってこそだった。

4年生は1年次にトーナメント戦のベスト8入りを果たすと、2年次にはベスト4以上に進出するのが17年振りといわれる新人戦で準優勝、さらに3年次には2部リーグで優勝し悲願の1部昇格を決めるなど多くの実績を残してきた。これまで中大チームが成し遂げることができなかったこと、そして越えられなかった壁を突破する4年生はまさに「チームの歴史を変えた最強学年」であった。

そんな彼らが学生生活最後の試合を終えた今、一体何を思うのか。4年間の大学生活や、共に戦ってきたチームメイトの存在、そしてこれからの中大バスケットボール部への思いなどを語ってくれた。

◆以下コメント

#14久岡幸太郎主将―今シーズンをふりかえって

「春のトーナメント戦は(準優勝という)結果が出ましたが、自分たちはまだそんな立ち位置じゃないってわかっていましたし、奢っていたわけではなかったです。でもリーグ戦の長丁場で1部リーグの洗礼を浴びて、戦い抜くことの難しさを感じました」

―最終戦は自動降格が決まった上での試合でしたが

「入学してから2部リーグにいて、当時4年生だった先輩の頃から、ずっと1部に上がるまで全員で頑張ってきて、ようやく昨年(1部に)上がることができて。そうした先輩たちの思いだったり、試合に負け続けている時も練習に行けば後輩たちが声出して盛り上げてくれたり、同期も声かけてくれたりして、全員で良いチームになっていきました。あとは勝つだけでしたが自動降格という形になってしまったので、最後は今までで一番良い試合をしようと決めていました」

―大学4年間をふりかえって

「中大は他大に比べて、自主性、主体性が重視される大学で、スタッフも仕事であまり来れないので、自分たちで作りあげていくという難しさを学びました。でも逆に自分たちで作りあげたものっていうのはやっぱり大きなもので、大きな力を生むんだとも気づかされて。それがトーナメントの結果として出たりとか、勢いに乗ったときは強い団結力を作ったりとか様々なことを学べました」

―後輩たちへ伝えたいこと

「それぞれ悔しい思いとか上手くいかなかったこととかたくさんあると思うけれど、それをそれぞれ消化してほしいです。誰かに任せっきりにするのではなく、自分がやるんだという気持ちを持って、またこの1部の舞台に戻ってきてほしいですね。そして1部に残れるような、ずっと戦っていけるようなチームを作っていって欲しいです」

 

#13中村功平(総4)―今シーズンをふりかえって

「春は準優勝で調子が良い感じでリーグ戦に入りましたが、こういう結果になってしまって悔しいです。でも22試合、1部リーグで戦ってみて個人としても実力が足りないことを痛感しましたし、チーム力も全然他のチームの方が高いと感じました。後輩たちにはそういう所を変えていってほしいです」

 ―最終戦は自動降格が決まった上での試合でしたが

「昼くらいに降格が決まって、でもそのあと変な暗い空気でやっても結果は変わらないので。昨日の夜も4年みんなで食事に行って、そこで『もし前の試合(明大対拓大戦)で結果が決まっても、最後だし楽しくやろう』と話していました。結果負けてしまいましたが、4年全員試合出れましたし、最後まで楽しくできたと思います」

 ―大学4年間をふりかえって

「最初は2部でも勝てなくて。2部で勝つのも辛いってわかっていて、2年目でギリギリ入替戦いけるかっていう所まできて、ようやく昨年昇格できて、2部から上がるのに4年もかかりました。今年自分の代で、1部でプレーして自動降格という形で戻してしまいましたが、僕らの代は1年から試合に出てて、そのメンバーで毎試合、一緒懸命にプレーしたけれどこういう結果になってしまったのは実力が足りなかっただけで、仕方ないのかなと思います」

 ―後輩たちへ伝えたいこと

「来年は2部で体育館も狭くなったり観客も減ったりする環境でプレーさせてしまいますが、今年1部で体感した強さやチーム力を日々の練習から取り入れて、来年2部で全勝できるくらいの勢いで、1年で1部に戻ってきて欲しいです」

 

#28鶴巻啓太(法4)
―リーグ最終戦、そして今シーズンをふりかえって

「2部降格は悔しいですし、後輩たちに1部の舞台でプレーさせてあげるという場所を提供できなかったので、凄い申し訳なかったです。このリーグ戦は、ああしておけば良かったとかこういう風にしておけばよかったなど感じていますが、結果は結果。なのでそこは悔しいけれど、次のステージで頑張っていきたいと思います」

―大学4年間をふりかえって

「大変なことも沢山ありましたが、一言で表すと楽しかったです」 

―同期の存在

「4年生全員仲が良いので、そこは普段プライベートでも練習内でもお互い気を遣わずに意見を言い合える関係でした。チームワークが良かったと思える要因のひとつでもありますね」

―後輩たちへ期待すること

「中大は変わらず身長が低いので今までやってきたディフェンスだったり、速いオフェンスだったりを継続していってもらいたいなと思います」

 

#0肥後将俊(経4)

―大学4年間をふりかえって

「1・2年の時にはやらかすじゃないですけど、いろいろやってしまっていたけれど最後の1年間は先輩のおかげで、1部でプレーできてトーナメントでも準優勝できたので総じてみればすごく楽しい4年間でした」

―同期の存在

「中村、久岡、鶴巻の3人はずっと試合に出ていて、悔しい部分もありましたけど、普段はいつもわちゃわちゃしていたし試合になればすごく頼もしい存在でしたね」

 ―後輩たちへ期待していること、伝えたいこと

「先輩に1部に上げてもらったのに自分たちの代で2部に落としてしまって、後輩たちには申し訳ないことをしてしまいました。でも、応援することしかできないので僕たちのいいところだけを吸収して、一から見つめ直してまた1部に上がってもらいたいです」

 

#21藤井裕太(商4)
―リーグ最終戦をふりかえって

「試合前に降格が決まってましたが、そうした中でも今年1年やってきたことを全部出そうということで意識を高くできたのかなと思います」

 ―自動降格への率直な想いは

「まずは去年4年生がチームを引っ張って久しぶりに中大を1部に上げてくれたのでその先輩たちには申し訳ない気持ちです。あとは今の3年生も僕らが下級生だった時からずっと一緒に頑張ってきた仲間だったので、その3年生が来年1部でプレーできないというのも申し訳ないです」

 ―リーグ戦での収穫や課題

「収穫は、開幕2試合は本当に入りから相手に圧倒されて離されたまま終わってしまう展開だったけれど、そこからは相手に合わせてだんだん勝負を接戦に持ち込めるようになる対応力っていうのが最初の2試合よりは十分ついたのではないかなと思います。そうした部分は、来年以降も自信にしてほしいなって思います。課題は、大事な場面での競っているところまで持っていけても、そのあとの大事なところでシュートが入りきらなかったり、またシュートまでパスミスでつながらなかったりしてしまう点ですかね」

 ―今シーズンをふりかえって

「僕は去年の11月のインカレが終わってからずっと就活で、練習に行っていなくて。練習を再開したのが今年の6月からだったので、トーナメントは一応応援しに行ってはいましたが、そこで僕以外の4年生の同期が頑張っている姿を見て、すごく刺激を受けました。その刺激があって、6月から今日まで、もう一度練習に参加することから頑張ってこれました。同期にすごく恵まれていますし、感謝してます。自分自身としてもバスケをやり切れたかなって思います」

 ―同期の存在

「最初は、はちゃめちゃな学年かな(笑い)って思っていました。でも、僕たちが2年生だった時の新人戦の前くらいからすごくまとまりだして。それで新人戦でいい結果を残して、そこから今日までは常に自信をもってこれました。『あいつら(同期)がいるから、大丈夫だろう』という自信をもってお互いにやり合える、バスケットができる仲間だったと思います」

 ―大学4年間をふりかえって

「やっぱりつらいことが多い4年間でしたが、その中でも同期が常にいてくれたっていうのが大きかったです。本当につらくて『俺心折れるんじゃないか』っていうときに同期がいてくれたので、そうしたギリギリなところで支え合える頼もしい仲間の存在に助けられました」

 ―今年のチームの良さとは

「僕が中大に入ってから4年間の中で、バスケットとしてもコート外の仲の良さも一番いいチームだったのではないかなと思います」

 ―後輩の存在

「僕自身は、試合に出る時だったり普段の練習の時も、どちらかというと4年生よりは下級生とプレーする機会が練習も含めて多かったのですが、やっぱりその中で僕も思うことは言ったし、後輩たちからも遠慮なく思ったことを僕に言ってくれたりしたので、すごくいい関係性を築けていたかなと思います」

 ―後輩たちに期待すること、伝えたいこと

「まずは2部になってしまいましたが、めげずに2部にいても今年出れなかったインカレに出るチャンスはあるので、そこを一番の目標にして頑張ってほしいなと思います』

 

#40山田航大(法4)―大学4年間をふりかえって

「入った時は本当に周りの選手のレベルの高さが凄くしんどい思いをしてきましたが、ひとつひとつ練習を積み重ねて、最後試合にも出させてもらえて良かったなと思います」

 ―この4年間を一言で表すとしたら

「『挑戦』。最初は2部の下位の方でしたが、今強いチームとも戦っていると思うとひとつひとつやってきたことが間違いではなかったと思いますし、最後1部でプレーする事も出来たので」

 ―同期の存在

「バスケに対しての取り組み方が凄いと思いますし、練習もひとつひとつ追い込んだり、自主練でも怠らず、チームを背中で引っ張っていってくれたりしていた存在でした。そういった点は尊敬しています」

 ―後輩たちに期待すること、伝えたいこと

「来年は2部に降格してしまいますが、沼倉壮輝(経3)が今年よりももっとレベルアップして欲しい。外角から放たれるシュートなどのプレーも1部の上手い選手に負けていないので2部で優勝して、またインカレに出場してほしいです」

 

#3大戸克俊(法4)―リーグ最終戦をふりかえって

「今日は試合前に降格が決まった状態でしたが、1年間がんばってきた上での最後の試合だったので、戦う理由やモチベーションはしっかりありました。とにかく集大成の試合にしようと。あとは色々応援してくださったOB含め保護者の方々もいるので、感謝の気持ちで戦おうと全員で頑張りました」

 ―自動降格への率直な想い

「すごく悔しいですし、これまで2部であがいてきて1部へ昇格させてくれた先輩、あとは来年からまた2部で戦っていく後輩に申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも1部での経験を、とにかく後輩たちには教訓という形で今後に生かしてもらいたいなと思います」

 ―同期の存在

「同期は4年間、寮や練習でずっと一緒にいた存在なのですごく頼もしかったです。僕はあんまり試合出なかったのですが、試合で活躍する同期の姿はすごく頼もしかったですし、本当にありがたかったですし、大事な仲間です」

―大学4年間をふりかえって

「すごく充実していました。高校とは違って大学では選手自身で、主体性をもってやっていくことが基本だったので、そういう部分ではすごくやりがいがありましたし、充実してました」

 ―後輩の存在

「中大の特徴なのですが、上下の関係はそんなに厳しくなくて。試合だけではなくて、普段も仲が良いので。自分は最上級生でしたが支えて・助けてもらった存在なので、かわいい後輩です」

 ―後輩たちに期待すること、伝えたいこと

「降格という形で来年からは2部ですが、それが嫌な経験となるか、それとも降格があったからという感じで消化できるかっていうのは、彼ら次第ではあると思います。なのでそこで、僕たちが残していったものを感じ取って、また強い中大を作っていってもらえたらいいな、うれしいなって思います」

 

多くの困難を同期で支え合い共に乗り越えてきた4年生だからこそ、チームの中心となって強い中大を築き上げることができた。その姿は後輩たちの胸にも焼き付けられ、今後も受け継がれていくことだろう。彼らの今後の活躍から目が離せない。そして来シーズン以降の中大バスケットボール部にも期待が高まる。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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