陸上競技部・第31回2018上尾シティマラソン


11月18日 上尾運動公園陸上競技場スタート・フィニッシュの市街地折り返しコース

「エースの座は譲らない」中山地元でハーフ中大新記録樹立!

 

箱根に向けて毎年多くの学生ランナーが出場する上尾ハーフ。中大からは主力の中山顕(法4)と初めてハーフを走る1、2年生など6人が出場した。前マラソン日本記録保持者である設楽悠太(Honda)や箱根駅伝で山の神と称された神野大地(プロ)、地元埼玉県出身の公務員ランナー川内優輝など大学生以外にも数多くの実力者が揃った今大会。天候にも恵まれ、コース的にも記録が出やすいこともありレースは序盤からハイペースで進んだ。

そのなかでも中山はレース序盤から先頭集団を引っ張る積極的な走りを見せ、日本人トップの2位でフィニッシュ。タイムはハーフマラソン中大記録を更新する1時間1分32秒。このタイムはハーフマラソン公認記録では日本人学生歴代7位のタイムでもあった。また今大会日本人学生上位2名に与えられるニューヨークシティハーフマラソンへの出場権も獲得。箱根を見据える中山が世界への扉もこじ開けた。

レース序盤から先頭を引っ張る中山

レース終盤になっても中山のペースは落ちなかった。中山とともにレースを走った佐々木遼太主務(商3)も「折り返しで顔が見えるんですけど、外国人の選手に1人だけ日本人が付いてて、これはいくんじゃないかと思ったけど本当にいって、驚きの一言ですね」と語るように攻めの走りで突っ走った。最後は国士舘大学の1年生留学生であるヴィンセントに競り負けたものの、先日行われた箱根予選会で同学年のライバル堀尾謙介(経4)が出したハーフマラソン中大記録を25秒更新する快走を見せた。

日本人トップの圧巻の走りを見せる中山

中山は熱い思いをもってレースに臨んでいた。上尾ハーフは中山にとって「地元でずっと出たかった」大会。地元の両親や友人に自分の成長した姿を見せようと気合が入っていた。さらに「堀尾が箱根予選会、日体大で良い走りをしていたので自分も負けてられなかった」(中山)と語るように今回の好記録の影には同学年の良きライバルの走りがあった。抜きつ抜かれつと切磋琢磨(せっさたくま)しあう堀尾と中山のライバル関係は、相乗効果を生み出し、互いを高め合っているに違いない。中山は「自分も2区を走りたいですし今回いい走りができて良かった」と笑顔でレースを振り返った。箱根に向けて視界は良好。中山の走りが来週の学連や八王子ロングを走るメンバーに刺激と勢いを与えたはずだ。

日本人学生上位2名に与えられるニューヨークティハーフマラソンへの出場権を獲得し喜ぶ中山(左)と金子元気(城西大)(右) 二人は地元埼玉県公立高校出身の同学年なだけあって一層笑顔がはじけた

今回2回目のハーフマラソンとなった萩原璃来(法2)も自己ベストを更新する走りを見せた。ケガに苦しみ万全の状態ではなかったが、65分台でまとめ箱根エントリーメンバーに名乗りを上げた。

▲ラスト1キロで自分に喝をいれギアを入れ替える萩原

佐々木主務は主務でありながらレースに出場。普段は裏方でチームに貢献する佐々木主務の走りは部員に刺激を与えたに違いない。初めてハーフを走った眞田翼(商2)、谷澤竜弥(経1)、森智哉(商1)にとっては今大会苦しいレースとなった。しかし今回得た課題と収穫を次に活かし、次回は好走を見せてくれるはずだ。今後の中大を担う選手としてさらなる活躍に期待したい。

▲懸命に前を追う眞田と谷澤(左奥)

前回の日体大では堀尾が、今回の上尾ハーフでは中山と4年生のダブルエースがそれぞれ好走を見せチームに勢いを与えた。4年生の頼もしい姿に刺激を受け、今週末に行われる学連、八王子ロングで選手たちが自己ベスト更新を連発してくれるはずだ。

◆コメント◆

藤原駅伝監督
ー今日のレース全体を振り返って
中山、萩原が想定通りで走ってくれましたのでそのあたりは良かったかなと思います。1年生はハーフマラソンが初めてということで苦しみました。眞田も1500mが主戦場でしたので、ハーフの長い距離は初めてです。まだまだ若い年代ですし、ここから学んで次につながる走りをして欲しいですね。
ー中山選手のタイムに関しては
今日はコンディションが良かったですしコース的にもタイムが出やすいところではあるので、61分台はでるんじゃないかなとは思ってました。ですが1年生である国士舘のヴィンセント選手に負けてきてしまったので、こういうところで勝ち癖をつけていかないとダメだよって話もしました。まだまだ伸びる選手ですし、今回の結果に満足することなく箱根に臨んでいけたらと思います。
ー堀尾選手が先日の日体大で好記録を出し、今回は同学年の中山選手が好走を見せていますが
強いチームにあるべき競争の姿ができつつあります、そこはチーム全体にとっては非常に良い影響を与えていると思います。

中山
ー中大新記録、日本人トップでしたが
箱根予選の時に中大ハーフ記録を堀尾に出されちゃったのと先週堀尾が5000m今季学生最高記録を出していてそれがすごい悔しかった。エース争いで負けちゃってたので今日自分がエースだというのを見せるためにも今日はちゃんと走らないといけないと思っていたので、ホッとしています。堀尾は常に意識してますし、二区を走りたいと思っているのでそこを勝ち抜くためになにが足りないのか考えてやれたのが今日の結果に結びついたのかなと思います。
ー上尾ハーフへの思い
高校の時からこの陸上競技場で練習してましたし、高校生のときは5キロの部に参加させてもらったこともあります。ずっとハーフで箱根を走るランナーを応援していました。いつかは自分がこの舞台を走って活躍するんだぞって高校の時から思っていたので思い入れは強くて、結果を出せたのは嬉しいです。
ー今日の走り何点か
90点。(残りの10点は)藤原監督にも言われたんですけど、ラスト外国人に負けちゃったので。勝負で勝っていかないといけないだろと。それはその通りなので、タイムだけじゃなくて勝利にこだわって箱根まで区間賞取れるまで仕上げていきたいです。
ー次出る大会は
もう箱根。箱根へ調整して一発にかけます。
ー箱根への意気込み
チームでシード権を何としても獲得したいと思ってるので、それの大幅な貯金を作れるように4年間の集大成として全てを出したいと思います。

萩原
ー今日のレースを振り返って
ケガをしていたこともあって、練習が1カ月くらいしか詰められなくて。今回のレースはなるようになるっていう感覚で走っていたんですけど、とりあえず自己ベストが出せたのでよかったかなと。箱根まで日にちはあるし、伸びしろはまだ十分あるのかなって思っているので、まだまだいけるんじゃないかなっていう感覚ではありますね。
ー今日のレースプランは
最初は抑えて入ろうかなって思っていたんですけど、周りがけっこう早かったので、その流れに流されてしまって早く入ってしまいました。でも早く入ったわりには、後半まである程度粘れたので思った以上に走れたかなって思います
ー上尾ハーフの位置づけは
11月のレースっていうのはチーム内でも選考に関わってくるので1つは選考に引っかかるかどうかっていうところ。あとは自分としてもハーフ2回目で自己ベストを狙っていました。
ー次の大会は
とりあえずは状態に合わせて出るか出ないか決めようと思っています。みんなはこのあと記録会とかに出たりすると思うんですけど、僕はまだどうなるかわからないです。でも箱根に向けてしっかり練習が積めればと思います。

佐々木主務
ー学内3位ですが今日のレースを振り返って
僕主務なんですけど、上尾走るの初めてで全く練習もしていなくて、でもちょっと主務が走ったら面白いチームになるなと思って。やるからには頑張ろうと思って走ったんですけど、もろ練習不足で後半動かなかったですね。でもまぁ一応3番で、他の走った1年生とかにも刺激を受けてほしいなとは思ったのでそういう点では良かったのかなと思います。
ー堀尾さんが記録を出して今度は中山さんが好記録を出しましたが
エース二人が抜きつ抜かれつで切磋琢磨していて、他の人も刺激を受けていると思うので、あとはもう箱根でシードに向けて結果出すだけなので頑張ってほしいと思います。
ー今のチームの雰囲気は
学連記録会とか日体大記録会とかあるんでそこの結果次第かなと思うんですけど、少なからず今日の結果でやってやろうと思っている人は多いと思います。
ー主務として箱根への意気込み
3年生で来年もあるんですけど、裏方でサポートなんでそこはミスなく選手たちが走れる環境づくりをちゃんとやっていこうと思っています。自分も地味に走ってるので、頑張ります(笑い)

眞田
ー今日の走りを振り返って
全体的に最初から粘れなかったっていうのが1番影響したかなと、その一言です。
ー事前に目標等はあったか
走りやすいというコースではあったので65分30秒というのを設定してたんですけど結果的には4分遅れて69分32秒で全然走れなかったので悔しいです。
ー今後にかける思い、目標は
2週間後に日体大記録会で1万メートルに出るのでそこでは29分台を出してチームに勢いをつけれたらいいなと思います。

谷澤
ー今日のレースを振り返って
夏前から練習を続けてきて、ハーフという慣れない距離には準備してきてはいたんですが、個人的には5キロ以降から10キロまでで粘りを使い果たしてしまう感じでした。10キロ以降は粘りきれない状態になってしまったなというのが大きいです。
ー事前の目標は
結構高めに設定してて良くて66分30〜45秒くらいで悪くても67分台ではまとめてこれると思ってたのでちょっと情けない走りになってしまって、もう一回自分を見直さないとなと思いました
ー今後の出る大会は
日体大の1万メートルに出る予定なのでそこで大幅ベスト更新をしたい思っています。


ーレースを振り返って
全然だめだった。コンディションはとてもよかったですがレースの中盤手前から自分の走りができず崩れてしまい、最後までずるずると行ってしまいました。
ー今大会の位置づけと事前の目標は
目標としては65分台を目指していました。ハーフマラソンは初めてだったので自分がどのように走れるかチャレンジという意味が大きかったです。
ー今後の課題と意気込み
日体大記録会の1万メートルに出ます。序盤のペースを崩さずガンガン押していき中盤でペースが落ちない走りができたらと思います。

◆試合結果◆
<男子大学生ハーフの部>
2位    中山    1時間1分32秒 PB
142位 萩原    1時間5分34秒 PB
293位 佐々木 1時間8分20秒 PB
342位 眞田    1時間9分32秒 ★
355位 谷澤    1時間9分53秒 ★
417位  森      1時間15分11秒 ★

*★は初ハーフ

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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