レスリング部・天皇杯全日本選手権②


12月20~23日 駒沢体育館

堤、尾形まさかの終盤逆転負け、山根も序盤に大量失点で入賞ならず


▲6点リードを守り切れず、立ち上がれない尾形

各階級の選ばれたものしか出場できない今大会。日本最高のレベルの大会であり、2020東京五輪の選考を兼ねる大事な大会である。中大からは7人がエントリーした。

▲4年間を「つらいことばかりだったけどやり遂げられてよかった。後輩にしっかりと残せるものを残せたと思う」と振り返った堤

グレコローマンスタイル87㌔級では、中大レスリング部として最後の大会となった堤卓哉(文4)。予備戦はローリングで順調に点数を稼ぎ、テクニカルフォール勝ちで危なげなく準々決勝に駒を進める。しかし迎えた準々決勝。堤は序盤から投げ技を決めるなど6点リードを持って第2ピリオドに突入したが、2つのコーションを取られてしまう。するとここから流れが変わりまさかの逆転を許してしまった。終了間際に1点を返すも反撃はここまで。6点リードを生かせず悔しい敗戦となってしまった。「リードをもったことで逃げてしまった。最後まで攻めるべきだった」と肩を落とした堤。卒業後もレスリングを続ける予定で「まずは体つくりをしっかりして、全日本で3位以内に入りたい」と抱負を語った。中大レスリング部で培った自信を持って、社会へと飛び出す。


▲相手と組む山根

フリースタイル92㌔級には山根光司(法3)が出場した。準々決勝からの出場となったが、序盤からタックルをくらい大量失点を喫する。「接戦でいって最後に逆転を狙っていた」(山根)ため、プランが崩れてしまう。それでも、山根も負けじとタックルを決め粘りを見せる。9-3で敗戦とはなったが、「全日本の強い選手に技が決まった。自信になったし、もっと磨いていきたい」と収穫もあった。来年度からは最高学年になるため、「チームを引っ張れるように結果を出す」と山根。この敗戦を糧に、さらなる成長に期待だ。


▲後ろを取り良い展開で試合を作る。序盤は尾形ペースだった

フリースタイル74㌔級には、インカレで優勝し注目を集める尾形颯(商3)。初戦は、去年敗戦している井筒(日体大)とだった。タックルを決め後ろを取るなど、6点差をリードする理想的な試合展開を見せる。しかし、残り30秒から後ろを取られると、そのままローリングを受け2点差に。時間を気にしながら何とか耐えたが、最後は及ばず回され追いつかれてしまった。同点だが後手ポイントを取られたため敗戦。アジア大会でも上位にはいるなどこの階級では他を圧倒する成績を収める藤波(山梨学大)と戦って力を試したいと言っていた尾形だったが、勝ち残ることはできず…。藤浪への挑戦権すら得られなかった。「油断。一番やってはいけないことをした」(尾形)と唇をかむ。さらに「去年と同じ相手に負けたし自分は何も成長していない」と悔しさを露にした。しかし、下を向いて入られない。来年度からは主将を任される。自分のことだけではなくチームのことを考えなくてはならなくなるからだ。「もっと自覚を持たないと。結果を出さなきゃ誰もついてこない」と尾形。新主将としてチームをそして自分自身をさらに強くすることはできるのか。勝負のオフ期間がいま始まる。

▼大会結果▼

グレコローマンスタイル87㌔級

予備戦

○堤8-0山中(高松レスリングクラブ)●
※フォール勝ち

準々決勝

●堤7-8坂野(TSSプロダクション)○

 

フリースタイル74㌔級

1回戦

●尾形6-6井筒(日体大)○
※後手ポイントにより敗戦

フリースタイル92㌔級

準々決勝

●山根3-9吉田(日大)○

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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