第95回東京箱根間往復大学駅伝競走 往路コメント集


1月2日 東京都・大手町~神奈川県・芦ノ湖

Wエースでロケットスタート!シード奪回へ繋がる往路12位

 

今年の箱根駅伝往路では伝統のCが例年以上に存在感を示した。当日変更で1区にエントリーされた中山顕(法4)、3年連続2区を走った堀尾謙介(経4)の中大が誇るWエースが魂の走りを見せた。2区までは今回往路を制した東洋大とトップ争いを繰り広げ、戸塚中継所を3位で通過。3区以降は中大にとって我慢の走りとなったが、三須健乃介(文2)、池田勘汰(商2)、岩原智昭(文2)の2年生トリオがそれぞれ3、4、5区で持てる力を出し尽くした。

最終結果は12位とシード圏外だが、明日の復路に十分つながる結果となった。シード圏内の10位中学大までは約2分。復路には舟津彰馬(経3)、三浦拓朗(商1)など主力が残る。7年ぶりのシード奪回へ、命運は明日走る復路メンバーたちに託された。

▲5区の岩原を待つ堀尾(左)と中山(右)

◆コメント◆

藤原駅伝監督
――レース全体振り返って
「往路12位ということで、目指していた8位から10位というところには届かなかったですけれども、今年に関しては復路にもしっかりと単独走をできる選手をそろえてきましたので、昨年のようにずるずると順位を落としていくということにはならないと思います。シード権圏内まで1分52秒の差を何としてでも埋め、シード権を取り戻して大手町に戻りたいと思います。今日の戦いに関しては、1、2区でしっかりとスタートを決めて、3区で三須が繋いでくれました。そして、4区の池田で少しジャンプアップして5区の岩原ということでした。山を予定していた畝が怪我で上れなくなって、急遽岩原が上ってくれました。設定は76分にしており、そのタイム通り来ましたので彼は仕事をしてくれたと思います。まだまだ片道残っていますので、何としてでもシードが取れるように残り半日やっていきますので皆さんも応援よろしくお願いします」

中山
――レース全体を振り返って
「自分が1区を任されたんで、チームに最低限の流れを作らないといけないと思っていました。2区の堀尾と良い流れ、トップで繋ぐと言っていたので、区間2位は個人的には悔しい結果で終わったんですけど、チームの流れを作る走りはできたかなと思います」
――1区を走るのは前から決まっていたか
「2週間前です。最初は三浦が走る予定だったけど、1区はハイペースになるだろうと予想がついてきたので、自分が1区になりました。正直最初は怖かったんですけど、当日になったら逆に楽しみになりました。1区に良いメンバーがそろったので、勝てれば有名になれると思って走りました」
――1区を走るにあたって準備してきたこと
「集団の位置取りや、駆け引きっていうのは大事だと思ったので、集団の中で脚を溜めたり、行くって決めたらそこはしっかり前に出ると監督にも言われていたので、そこの意識は常に頭に入れていました」
――1区に留学生がいましたが先頭に行く意識はあったか
「そうですね。ハイペースじゃなくてなかなか苦しい展開になりましたけど、良かったかなと思います」
――チームとして振り返って
「畝の故障とかチームとしてうまくいかないこともありましたけど、岩原も最後まで急遽決まったにも関わらず頑張ってくれたし、12位という結果で終わって復路も舟津とか主力は残っていますし、チームを信じて応援したいと思います」

堀尾
――レース全体を振り返って
「タイムとしては67分半を目標にしてて、そこは切れなかったんですけど順位としてはちゃんと上の方で渡せたので良かったと思います」
――中山さんが2位で中継所に来ましたが
「相当ビビりました(笑い)」
――想定はしてなかったか
「一応考えてましたけど、ここまでいいところでくるとは思ってなかったです。でも自分自身ずっと先頭で走れたので、良い経験になったし気持ちよく走れて良かったです」
――1.2区でリードをとるという展開
「監督からも言われてて、そういう戦略でいこうと。ロケットスタートは切れたと思います」
――走っているときの駆け引き
「東洋の酒井監督が運営管理車から(山本修二に)ペース落ちたら出るんだぞっていっていて、ためてラスト行こうって言ってたのでいつ出られるかなってずっと考えていたんですけど、前に出られた時に反応できなかったのは自分の力不足ですね」
――堀尾選手にとって3度目の2区。今までの経験で活かしたことは
「やっぱり権太坂をいかに登れるかっていうのと権太坂からペースを崩さずにラスト3キロの坂をどう攻略できるかと思っていました。来年以降僕ではない誰かが走るようになると思いますけど、そこに気をつけて欲しいです」
――往路全体を振り返って
「3区と5区が思った以上にタイム伸びなくて想定より遅くなってしまったけど、明日復路はやってくれるメンバーそろってるので期待したいです」

三須
――今日のレースをふりかえって
「前の方の順位で来るだろうな、とは思っていて。中山さんと堀尾さんは流石中大のダブルエースだなと思いました。監督とコーチとそこにどう対応していくかっていうレースプランを立てていて。青学と東洋はいいけれど、その他の大学が後ろから来たら、しっかりその流れに乗って上位を狙うっていうレース配分をするべきだったんですけど。でも抜かれた時にそのまま逃がしてしまって。他大に抜かれていってペース配分も少しパニックになってしまいました。流れを崩す走りをしてしまって申し訳ないです」
――初めての箱根駅伝ですが走ってみてどうだったか
「前日にたくさんのメッセージをもらったり、たくさんの人が見に来てくれて、すごい注目度の高い大会だなと思っていた。だけど、走り終わってみて思うのは、本当に悔しいとしか感じなくて。これほど力の差があるのかっていう風に思って。悔しさしかないです」
――出走前、監督からはどんなことを言われたか
「落ち着いていくぞ~っていう感じで言われました」
――目標タイムはあったか
「目標は64分15秒。でも結果的には64分59秒なので。まだ削れる部分があるかなと思いました」
――沿道の声援はどうでしたか
「左耳がずっとキーンとなっていて、周りからはそうなると言われていたので本当にそうなるんだなって思いました」
――同学年の4区・池田選手に託した思いは
「前日にLINEで俺ら2年生が引っ張っていこうと話しました。今回はエントリーに何人も2年生が入っているし、自分たちが4年になるときに優勝するっていう思いがあるので。池田が笑顔で待っていてくれていたので、死に物狂いで渡しました」
――復路メンバーへの思いは
「明日も2年生が走るので、今回自分が箱根で感じ取った独特な雰囲気だったりをしっかりと今日中にメンバーの人達に伝えて、悔いが残らないように頑張ってほしいと思います」

岩原
――どんな意気込みで臨んだか
「正直実力的に区間一桁とかいうのは厳しいというのは自分でも分かっていて悔しいですが耐える5区でした。設定タイムも優しくしてもらっていたので余裕持って走れて、これでも全然良いって言ってもらって出来る限りの調整をしてもらったので今の実力は悔しいですがこれぐらいなのかなと」
――一番きつかったところは
「登りが本格的に入って7キロに給水があるんですけどその後の登りはずっときつかったです」
――初めての箱根駅伝はどうだったか
「小学校の時からいつか箱根駅伝走りたいっていう思いがあったのでそれが走れるっていうのはすごく幸せだなと。緊張はしたんですけど幸せの方が大きい。大した結果は残せずチームには本当に申し訳ないですが」
――沿道の声援は
「思った以上で、下の名前で呼んでもらったりして本当に力をもらいましたし何回もやめたいなと思ったんですけど、応援してくれる人がたくさんいるのでやるしかないなと」
――同学年の池田からタスキを受けて
「今年一年見てきて、去年あいつが箱根で失敗してから行動だったりっていうのがほんとに尊敬するもので、同期から見てもすごいなと。今、準エースってことでそれにふさわしい走りをしていてその勇気をもらいましたし2つ順位をあげて笑顔で入ってきたので流石だなと。ああいう選手に僕もなりたいなと思いました」
――腕に何か書いていたか
「『1人20秒を削る』。畝が走れない分僕ら2年生が気合入れて3人で1分削りたいっていうことで攻めの走りというか下手なこと考えずガンガン行くっていうことで。復路にも2年生が1人か2人走ると思うのでそこで1分、2分削れれば」
――後方から強力な選手が追ってきたが
「山は下手に付いていったりするとリズム崩れちゃうので全く気にしていないわけじゃないですけど抜かれても自分のリズムを刻めればと思ったんですけど、やっぱ抜かれると強いなとメンタル的には余裕が…」
――監督から走っている時の声かけ
「登りも良い感じてきてるからって言われて、よく登ってきたと。その時もう足止まりそうだったんですけど前向きな言葉をもらった」
――明日のメンバーに対して
「本当に僕がもう少し稼ぐべきだったんですけど、復路のメンバーも強力なので仲間を信じて全力でサポートしたいと思います」

※4区池田選手のコメントは後日掲載致します。

◆試合結果◆
往路順位
⑫中央大学 5時間35分26秒

区間順位
1区 ②中山 1時間2分36秒
2区 ⑤堀尾 1時間7分44秒
3区 ⑯三須 1時間4分59秒
4区 ⑨池田 1時間3分43秒
5区 ⑳岩原 1時間16分24秒

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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