第95回東京箱根間往復大学駅伝競走 復路コメント集


1月2日 神奈川県・芦ノ湖~東京都・大手町

遠かったあと1分16秒 復路で粘り見せるもシード奪回ならず

 

シード圏内まで1分54秒差で迎えた今日の復路。前半の6、7区は舟津彰馬(経3)、関口康平主将(理工4)が懸命な走りを見せるも区間下位に沈み苦しいスタートとなった。しかし今年の中大は昨年とは異なり、ズルズルと後方に順位を落とさなかった。8区の矢野郁人(商2)が区間1桁順位と粘りの走りでチームに流れを引き戻す。続く9区の苗村隆広(文4)が3回目の箱根で4年生の意地を見せ、アンカーの川崎新太郎(経2)へタスキをつないだ。川崎は早大と並走しシード権獲得を目指し前を追うも、順位を2つ上げるのが精いっぱいだった。中大は惜しくも10位の中学大に1分16秒及ばず総合11位に終わった。

シード権獲得まであと1歩。しかし、そのあと1歩がとても大きいのかもしれない。堀尾謙介(経4)、中山顕(法4)のWエースを擁してもシード奪回にはあと一歩届かなかった。しかしWエース抜きの復路で復路8位と選手層が確実に厚みを持ち始めたことは間違いない。今、中大は変革期に差し掛かっている。今までチームを引っ張ってきた強力な4年生の思いは後輩へと託された。名門中大の復活へ。今大会得た経験を生かし、来年こそはシード奪回を果たす。

▲早稲田とのラストスパートを制し総合11位でフィニッシュする川崎

◆コメント◆

藤原駅伝監督
*報告会でのコメント抜粋

ここで良いご報告をと思ったが、結果11位ということでシード権が取れなかった。もちろん選手たちが一番悔しいが、スタッフ陣、私コーチはじめ非常に悔しい思いをしている。

若干すがすがしいというか、初めて今年、力通りの走りを全員がやってくれたなと感じている。選手たちは100%、あるいは120%の力を発揮してくれた。強力な4年生が4人走ってくれて、それを下級生が支えてというようなバランスのいい駅伝ができたのではないか。1、2区ではあったが本来の中大のいる位置を示せたのは今後につながる駅伝ができたのではないか。

やはり結果がすべてなので、結果については指導者である私の指導力不足というところなので、真摯に受け止めていきたい。結果の問われる新しい体制の3年目ということで、特に今年一年間シードというところに尽力してやってきた。届かなかったが、指導力不足で大変申し訳なかったが、選手たちは本当に一生懸命やってくれた。走ってくれた選手だけでなく、裏方に回ってくれた選手、支えてくれたマネージャーたちに非常に誇りに思っている。皆様から温かい拍手をいただけたら。

また来年予選会からのスタートということになるが、箱根駅伝全体のレベルも上がっている。7区の関口は、昨年の区間5位相当だったが、今年は区間15位。いい走りをしてもまだまだシードには、もっと言えば優勝には届かない状況になってきている。私たちスタッフ陣も意識を変えて、もっと言うならば選手たちも意識を改めてもらって、ますます努力しなければ届かないんだときっちりとやっていきたい。

4年生は今日が最後の人がほとんど。また明日から自分たちの道に向けて、実業団に行くものは実業団に向けて、社会人になるものは少しの休みを挟んで社会人に向けて、卒業してからも是非彼ら彼女たちの人生を応援していただければ幸い。

非常に悔しい。本当に。届かせられなかったというところがすべてだが、また来年ここでいい報告ができるようにやっていくしかないので、しっかりとまた一年明日から全員で盛り上げてやっていきたい。また来年全員で笑えるように精進して参りたい。

池田勘汰(商2)
――4区を振り返って
もらう位置は想定していた範囲ではありましたが、どちらにしろ前半から突っ込んでいくレースをしていかないといけないと思っていたのでそこは変えずに最初からしっかり突っ込んでいくレースができて、その結果前半のうちに2人抜くことができました。前に帝京が見えたんですけど、なかなか差が詰まらないまま後半になって苦しい展開になってしまいました。最終的には残り2キロで20秒削る課題が残ってしまったので、今年一年間その悔しさを持ってやっていきたいと思います。
――2年生から2年生へのタスキだったが
2年生から2年生へのタスキ。横のつながりというのもかなり強いものがあるので、三須も最後振り絞って走ってくれたので自分も頑張ろうという思いで、受け取りました。もともとは畝が走るはずだったんですけどその分も走りたいと思って畝が走れない分、岩原に少しでも楽にしてあげたいという思いで下から登っていったんですけど正直削りきれなかったというのは反省です。でも、今回2年生が5人出走しました。畝含めて2年生が6人経験しているというのはチーム作りの上でかなりいいことだと思うのでそれを強みに、自分たちの学年もチーム全体も高めていきたいです。
――レース前の願掛けは何かあったか
畝のサングラス借りて、畝の分も走るって腕に書いて走ってる時に忘れないようにラスト3キロになった時に見て畝の分も走らなきゃという思いで走りました。
――来年の箱根への意気込み
来年は2区でエースとしての走りができるようにやっていきます。

舟津
――総合11位の率直な気持ち
やっぱりチームとしての目標は達成できなかったので、反省の残る箱根駅伝だったと思います。でも去年よりはもちろんタイムもいいですし、しっかり復路の底上げもできたので、ここを(箱根を)また去年と同じように起点にしてチームを最上級生としてまとめていけたらいいなと思います。
――自身の走りを振り返って
自分としては、悔しさしか残らない結果となりました。やっぱりもっと前で、自分がもっと1分早く走っていればシード圏内だった大学に勝てたと思いますし、そうしたタイムの削りの積み重ねが駅伝なので。本当に反省の残る走りでした。
――6区に驚きの声があったが、当初から決まっていたか
当初は決まっていなくて。だいたい11月頃に自分から走ってみたいと言って、今回6区を走ることとなりました。
――事前の目標タイムなどはあったか
監督からは目標タイム60分半って言われてて、でも自分としてはもっといけると思って臨んだ箱根だったので、自分自身少し慢心してた部分もありますしそこを自分実力でねじ伏せる事ができなかったので、まだ自分の実力が足りないということかなと。ほんとに1500だけの選手と思われないようにしっかりやっていこうと思います。
――来年の箱根に向けて
やっぱり来年は二大エースが抜けて総合力であがっていかなきゃいけないと思うんでその一番下のラインっていうのを意識して、どれだけ29分10秒台で走ろうが一桁で走ろうがそれを超えてくる選手はいますし今の時代はほんとにスピード駅伝で今回も区間新が連発したようにあがってきています。そのため普通の戦い方じゃ勝てないっていうのをみんな実感したと思います。泥臭さっていう部分や他の強みを探していくというところで自分たちの真価が問われてくると思うので、それをチーム全体が忘れないようにしていきたいです。

関口主将
――今日の走りを振り返って
タイムとしてはまずまずかなと。最後ちょっと離されちゃったのが、次2年生の矢野だったので、そこが少し惜しかったというか悔しかった。
――最初で最後の箱根を走って
走る前はすごく緊張してふわふわしてたんですけど、意外と走ってからは箱根っていうのを感じなくて、一つの役割を果たせたのかなと思います。
――舟津との新旧主将同士でのタスキ渡しについて
キャプテンリレーというのが他にはないと思うので、そこはすごく舟津が頑張っているのを見て自分がもらうっていうことでより一層頑張れた。
――同じ4年生の中山、堀尾のダブルエースが大活躍したが
4年生2人が往路で流れ作ってくれて、復路は自分と苗村2人がまた同じように流れ作ってやろうっていう気持ちになれた。
――7区に決まったのはいつか
1月1日。ちょっとアクシデントがあって、その日に言われました。
――2年生の活躍も目立ったが後輩に期待することは
2年生が復路で今回区間一桁で、往路は2人とも三須は二桁でしたけど、タイム的には去年の中山くらい走ってて今回レベル高かったっていうのがあるのでそういった意味では来年また強い中大になるのかなと。
――願掛けはしたか
藤原さん体制になってから今年初めて神社に全員で行きました。
――今後中大がシード取るために
今回すごく感じたのは明らかにうちのチームは去年より強くなってたんですけど、そこで終わってしまったというか他大はそれよりも強かったっていうのが今回負けた原因かなと。歴代でも中央は結構強かったと思うんですけど、今は年々駅伝自体のレベルが上がっていてそこにもっともっと上へという意識があれば勝てたのかなと思います。

矢野
――今日の走りを振り返って
結果論だが、集団ではなく自分一人でいけてたらもっとシードに近づけてたのではないかなと思います。
――走る前のプランは
単独走を予定していました。走る前は集団で来るとは思っていなかった。走る前、集団になっていると分かったときには、集団の中に強い選手もいたから、集団で前を追っていくだろうと思ってついていったけど、みんな前を追っていかなかった。
――集団のなかで走っているときはどのようなことを考えていたか
途中8㌔くらいでシード権とのタイム差を見たときにあまり詰まっていませんでした。その辺りから自分で前に出てペースを作っていくようにしました。
――今日得た収穫と課題は
課題は集団のまま行ってしまったこと。集団から飛び出す勇気がなかったことです。収穫は流れが悪いなかでも、自分でその流れを絶ちきれたところです。

苗村
――今日の走りを振り返って
4年目のシーズンの中では一番いい走りができたと思います。
――今回意識したことは
3回走っていて、最後だからとかと気負わずに、今出せる力を出し切ればシード権に近づけるんじゃないかなと思い、裏のエース区間なので、そこの役割を果たすところをポイントに置いて走りました。
――監督からの言葉は
手紙を頂いて、僕の性格上不器用な所があるんですけど、苦しい中でも最後にお前には箱根でしっかり結果を残していってくれと手紙を頂いた。ここで結果を残さないと、一年間苦しんできた中で僕を選んでくれたので、結果で恩返ししたかった。
――中大陸上部での4年間を振り返って
藤原監督が来てから少しずつ変わっていって、結果としては11位でシード権を取れなかったんですけど、一歩ずつ力をつけていって成長はしていってると思うので、3年生以下がこの結果に対してどう向き合うか、新たなチームでやっていって欲しい。
――願掛けは何かしたか
走る前に自分のテーマである「必死のパッチ」と腕に書いた。関西ではブログでも書いていて(笑い)。必死に走るという意味で最後の箱根に向けて書いた。4年目の最後のシーズンで、自分の言葉が一番かなと。
――監督、後輩に伝えたい言葉
監督には3年間色々学ばしてもらって、学ばしてもらったことを次に繋げたい。後輩には、この結果を真摯に受け止めて一年間頑張って僕たちが掴めなかったシード権というものをもう一度掴み取れるようやって欲しい。

川崎
――自身の走りを振り返って
シードとの差を詰めて来てもらってると話は聞いていたので走る前はどれだけ10位との差を詰めれるかってことしか考えなかったです。
――早稲田と並走していたが
早稲田の小澤さんが同じ滋賀県出身で知ってる人で自分より強いってことは分かってたんでその人の力を借りて上がれるとこまでいきたいなと思っていました。あと風もあったんで自分の味方にできるかなと。
――チームの結果をどう感じるか
目標はシード権だったので達成できなくて厳しい意見とかもあると思うんですけど、昨日の結果からみたら今日の結果はそこまで悪くないのかなと思います。あんま言えることじゃないですけど。
――来年は3年生となるが
上級生が引っ張るとか引っ張らないとかあんま僕は分かんないですけど、一応主力としてやっていかないといけないと思います。あとまだ出たことないんですけど、関カレとかで点数を取れるようにしていきたいです。このオフもしっかり練習をやっていきたいと思います。

◆試合結果◆
総合順位
⑪中央大学 11時間10分39秒

復路順位
⑧中央大学 5時間35分13秒

区間順位
6区 ⑰舟津 1時間0分45秒
7区 ⑮関口主将 1時間5分5秒
8区 ⑧矢野 1時間6分29秒
9区 ⑧苗村 1時間10分59秒
10区 ⑥川崎 1時間11分55秒

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部

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