錦織 勝利も大苦戦 全豪OP


テニスの全豪オープン1回戦に日本の錦織圭が登場。1回戦の相手は、ポーランドの世界176位の若手、K・マイシュジャクで、予選からの勝ち上がり選手である。両者は初対戦。

試合は予想だにしない展開となった。錦織は第1セット第1ゲームからブレークのチャンスを握るが、マイシュジャクも鋭いバックハンドで応戦。チャンスを逃す錦織に対し、バックハンドの強烈なパッシングショットなど若手らしい思い切ったプレーで錦織を翻弄する。ブレークを取れないまま迎えた第6ゲームでついにマイシュジャクがブレークに成功。この後も錦織は相手の精度の高いストロークの前に流れを変えられず、第1セットは3-6でリードを許してしまう。

第2セットもプレーの質が落ちないマイシュジャクの前に錦織はペースを握れない。先にブレークを許す苦しい展開となったが、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームでようやくブレークバックを奪う。第12ゲームもブレークの寸前までポイントを重ねたが、粘るマイシュジャクにタイブレークに持ち込まれる。

タイブレークでは、マイシュジャクが息を吹き返し、ダブルフォルトもあったものの、サーブで錦織から点を重ねていく。錦織は6-5とセットポイントを掴んだものの、まさかのミス。これで流れを失った錦織がタイブレークを奪われ、2セットダウンと後がなくなった。

しかし、第3セットからマイシュジャクに異変が起こる。サーブを打つ手の痙攣、さらには暑さの中の体力消耗により、全身が動かなくなる。無理に動かそうとするものの、プレーが続かなくなった。錦織は第3セット、第4セットともに動けないマイシュジャクを寄せ付けずに連取した。

迎えた最終セット、マイシュジャクも何とか痙攣に耐えようとするが、やはり消耗が激しく、3ゲーム目を錦織が奪ったところで棄権を申し出た。錦織は2セットダウンからまさかの大逆転勝利となった。

試合後錦織は「まず彼を本当に讃えたいと思う。こういう終わり方は残念。」と語った。錦織も数年前までは試合中の棄権が多かっただけに、なんとも複雑な心境であったことは間違いない。思わぬ形で勝利をつかんだ錦織は複雑な表情を浮かべていた。

錦織の次の対戦相手はクロアチアのイボ・カルロビッチ。2回戦は17日に行われる。

※写真 Getty Images

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