12th Manブロガーインタビュー(1)北野登己郎


 

インタビュー取材に応じる北野さん(右)

インタビュー取材に応じる北野さん(右)

 「12th Man」には個性的なブロガーがいる。そんなブロガーさんを紹介していく「12th Manブロガーインタビュー」の第1回は、プロ野球パリーグのソフトバンクホークスファンで、大阪に在住している北野登己郎さんにスポットを当てる。北野さんはホークスのことについて「12th Man」で記事を書いて、その記事がラジオのプロデューサーの目に留まり、ラジオ出演にまで至った。そんな北野さんに「12th Man」のブロガーになったきっかけや、ラジオ出演までの経緯、そしてブロガーとして今後やっていきたいことを聞いた。【インタビュー・記事 永冨慎也(12th Man編集局)】

―12th Manのブロガーになったきっかけ
そうですね。プロ野球のパリーグや(ソフトバンク)ホークスのことについて書いていますが、それってやっぱりタイガースファンやジャイアンツファンに比べたらマイナーですよね。マイナーのチームのファンとして楽しく発信したいと思いました。マイナーのチームのファン同士は仲良くなりやすく、自分から発信していける楽しさがあるかなと。あと、マイナーだから持っている視点があります。そんな楽しさを発信したいと思いましたね。

―北野さんは根っからのホークスファン?
小さなころから父親が南海ホークスファンで、自宅も南海電鉄沿線の近くに住んでいましたから、その影響で物心ついた時からファンになっていました。でも、弱い南海しか知りませんでしたが(笑)。チームも弱かったのでホークスの情報を集めるのも大変でしたね。

南海ホークスとして最後となった88年の10月のホーム最終戦は大阪球場に観に行きました。いつも通り観客席はガラガラなのかなと思っていましたが、球場に行ったら満員で入れませんでしたよ。球場の外にあったモニターで最後の試合を見届けました。89年から福岡ダイエーホークスとして福岡へ球団が移ってしまい、私自身もアメリカに留学したこともあっていよいよホークスの情報がなくなってしまい自分の中の興味も薄らいでいきました。今みたいにインターネットが普及していませんでしたので、パリーグのしかも弱小球団の情報なんてだれも興味がなかったんですね。

でも、ホークスが王監督を迎えて徐々に強くなってくると興味が再び出てきたんです。最も親父が弱いホークスでもテレビ観戦を通じてずっと応援していたので、私も一緒に見るようになっていました。そして99年に日本一になって、私も再びホークスファンとなりました。

南海ホークスホーム最終戦で賑わう大阪球場(88年10月)

南海ホークスホーム最終戦で賑わう大阪球場(88年10月)

―12th Manのブロガーになったことがきっかけでラジオ出演のオファーが?
そうなんです。福岡にあるRKB毎日ラジオが、2014年10月2日のオリックスとの優勝をかけた最終戦を前に「リーグ優勝直前ホークス特集」というコーナーを番組内で行うことになったそうで、番組のプロデューサーがオリックスの本拠地である大阪のホークスファンを探していたそうです。そしていろいろと探している中で、「12th Man」で書いた記事が目に留まり、いきなり自分が経営している豆菓子のお店の方に電話がかかってきたのです。

そりゃビックリしましたよ。電話で「大阪が天王山を前にどれだけ盛り上がっているのかを、大阪在住のホークスファン代表としてラジオで聞かせてもらえませんか?」と。なぜ、私がホークスファンであることを知っているのかと聞くと、「12th Manを見た」と言っていました。

<北野さんの記事:強いとやっぱりファンは付いてくる、コア・ファン=12th Man の醍醐味

―出演したラジオではどんな話を?
「優勝直前の大阪はどんな感じですか?盛り上がっていますか?」とまず聞かれました。ホークスの地元・福岡の人は大阪のホークスファンは少ないと思っていたようで。でも、福岡から転勤できた人や南海時代からのファンは結構いて、京セラドームで試合がある時は三塁側から埋まっていくこともあるくらいなんですよね。こんなことを話しました。

また、自分がやっている豆菓子をヤフオクドームで販売していることについても「うれしいですよね?」と聞かれました。パーソナリティーの方に「豆菓子を探して買います」と言っていただきました。

ラジオ放送に電話での生出演した日が、ホークスがなかなか勝てずに優勝を足踏みしていた9月終わりでした。「あと1勝が出来ない状況をどう思っているか?」とも聞かれましたので、もちろん「最後にはオリックスとの直接対決に勝って優勝するでしょう」とお答えして話を締めくくりました。

―ラジオ出演されてどうでしたか?
これまで豆菓子のことでテレビなどから取材して頂いたことはありましたが、趣味(野球)のことで取材されたのはもちろん初めてでした。かなり緊張しましたね。でも、もっといろいろと聞いて欲しかったですね。

実際は、球場に足を運べば私よりももっと熱いファンがたくさんいます。今回は私が「12th Man」に記事を書いたことがきっかけになって、ラジオへの出演となっただけで。私よりもっと球場に観に行っている方はまだまだたくさんいます。

ホークスについて熱い思いを語る北野さん

ホークスについて熱い思いを語る北野さん

―「12th Man」のブロガーとして今後どのようなことを記事にしていきたいですか?
ただ試合を観に行きました、ホークスが勝ちましたでは面白くない。いろんな見方があることを伝えていきたいですね。例えば、今はフェイスブックなどで選手たちも結構ファンとつながっていたり、またファン同士もつながっています。そんな関係の中で“裏ネタ”的なものも書いていきたいですね。もちろん、書けない部分もあるのですが(笑)。

自分なりのネットワークを使ってマニアックな情報をうまく言葉にして表現していきたいです。在阪の新聞だったら、阪神のことについていいことをやっぱり書いていかなくちゃならないと思うけど、「12th Man」ではどのメディアも取り上げないようなことを書くことができます。メジャーから日本に戻ってきた松坂投手が年棒に見合う働きが出来るかということを、例えば「おそらく1億円くらいはグッツの売り上げでペイできるのではないか」みたいな視点で書けますよね。

―最後に、「12th Man」のブロガーの醍醐味を
結構マニアックな人たちも集まるので、自分なりの意見を記事にして書くことで、その人たちの反応を楽しむことができますね。

野球の場合、個人競技ではなくチームがあってはじめて成立するものじゃないですか。だから「ファン対ファン」もあって、そんな対決の中でプロ野球を盛り上げていこうという気持ちがあればさらに面白くなるのではないかと思っています。

ファンとして対立しているとはいえ、相手チームのすごいところを見るのも楽しい。相手チームの選手であろうと「これこそプロフェッショナル」というところを書けば、みなさんにも共感してもらえるのではないでしょうか。

スポーツはただ好きなチームが勝てばいいというわけでなはいと思うんです。相手の凄い選手が出てきて、それに打ち勝つことが楽しいんですね。そのすごい選手が出てきて勝てなかったら、納得するじゃないですか。

<今回紹介したブロガーのプロフィール>
Tomio_Kitano_m
北野登己郎(きたの とみお)
大阪在住のプロ野球福岡ソフトバンクホークスファン。「大阪」なのに、タイガースファンじゃないの?大阪にはかつて大阪球場があり、南海ホークスという名門チームが存在した。しかし、88年秋を最後に福岡ダイエーホークスに親会社、本拠地を変更した。それでも、ホークス好きが変わらずファン歴40年を続ける。現在は、京セラドームのホークス戦を中心に、オリックス主催のジャイアンツ戦、タイガース戦、カープ戦など1シーズン約20試合ほどを観戦、地方出張の場合は、できるだけプロ野球のスケジュールに合わせ、普段行けない球場での観戦を楽しむ。贔屓チームをヒッティングマーチにのせて応援するより、できれば、バックネット裏で、ピッチャーとバッターの1球1球のかけひきの醍醐味を味わいたい野球オタク派。それでも、中年のオッサンになった今でもプロ選手を間近で見るとワクワクする「野球少年」の純な心を併せもつ。 職業は、菓子製造業を営み、祖父の代から、豆菓子つくり一筋。(北野登己郎プロフィール情報より)

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