ビーチサッカーが選手とスポーツの可能性を広げる


明石海峡を望む絶好のロケーションの大蔵海岸で行われた全国ビーチサッカー大会

明石海峡を望む絶好のロケーションの大蔵海岸で行われた全国ビーチサッカー大会

ビーチサッカーという言葉を聞いたことはありますか?

「サッカー」という単体の言葉であれば、
誰もが知っているはずですが、
“ビーチ”という言葉が付けば、答えに窮する
方も多いのではないでしょうか?

実は、私もその一人で
ビーチバレーやビーチフットボールは取材した
経験はありましたが、実際に「ビーチサッカー」を
間近で見るのは初めてでした。

「12th Man」として、誰もが自由に見ることができる
観客席(無料でした)で観戦しましたが、
砂浜の格闘技のような迫力と技術の高いプレーにあっという間に
魅了されてしまったというのが率直な感想です。

第10回目の開催となる「全国ビーチサッカー大会」が
9月11日から13日までの3日間、
兵庫県明石市の大蔵海岸を会場に行われました。

主催は「公益社団法人日本サッカー協会」で、
後援には明石市と地元新聞社の神戸新聞社が、
協賛として「ナイキジャパン」がサポートしている
大会です。

各地区予選を勝ち上がってきた16チームが4グループに分かれての
グループリーグを戦い、各グループトップが決勝トーナメントで
準決勝、決勝を戦いました。

ここでは、試合結果云々の話ではなく、
ビーチサッカーというものに触れてみて
感じたことを書いてみようと思います。

まずは、ビーチでのサッカーも面白い!ということです。
1チーム5人(GK1人含む)でフットサルコートほどの
ビーチグランドで試合が行われ、15分×3ピリオドで行われます。

あの動きにくい、そして足が普段よりもとてつもなく重く感じる
砂の上で相手ゴールを目指して、ドリブルやパスを駆使して
ボールを運びます。

選手の技術が高いなと感じたのは「足元」のプレーです。
砂浜で、しかも素足なのにも関わらず巧みにボールをコントロール
します。「砂浜でやってるんだよな?」と疑ってしまうほどです。
時よりグラバーキックをするとボールの方向が変化して思わぬ得点
になることもあります。

かと思えば、GKからのスローイングをダイレクトでシュートしたり、
ボールを地面につけることなくパスでつなぎ、頭で合わせるなど、
空中戦も多くみられるのがビーチサッカーの面白さだと感じました。

全国ビーチサッカー大会のために大蔵海岸に開設された会場

全国ビーチサッカー大会のために大蔵海岸に開設された会場

もう一つは、ビーチサッカーが広がることで、
選手たちの可能性が広がるなと感じました。

これには2つあって、
一つは、これまで「サッカー」という11対11で行うスポーツ
からフットサルが登場し、ビーチサッカーまで広がれば、
例えば、高校や大学のサッカー部で頑張っている選手たちの
出場機会や試合をやる楽しみが増えるのではと思いました。

大学サッカーの場合、多いチームでは部員が200人
以上いる大学もあり、その中でサッカーの試合に出場できる
選手はほんの一握りです。

でも、ビーチサッカーがあればその試合に出場できたり、
ビーチでの特性が見いだされることもあるでしょう。
「俺はビーチサッカーで上を目指す」
そんな選手が出てきても面白いでしょう。

それには「ビーチサッカー」の大会が選手たちにとって
“憧れ”でなければならないのですが。

もちろん、サッカーでの実力を認められている選手も、
砂浜での経験を自分のパワーアップの場につなげることも
可能でしょう。

もう一つは、学生時代でサッカーを終えることなく
長く、楽しく続けられるスポーツとしてビーチサッカーが
あってもいいと思いました。

今回の全国大会でも、年齢層はバラバラで
サッカー経験、キャリアも様々でした。

社会人になってスポーツ競技での「ガチ勝負」の
機会はなかなかありませんが、ビーチサッカーは
日本サッカー協会の主催大会ということもあって、
本格的にビーチでの技術を競う大会です。

野球では「マスターズ甲子園」という
社会人となったおっちゃんたちが夢の舞台「甲子園」を
目指してのガチバトルを繰り広げる大会もあります。

ビーチならではの楽しみを感じながらも、
毎年夏はビーチで燃えることができるスポーツが
あってもいいのかもしれません。

サッカーボール一つあれば、気軽に誰でもできる。
ビーチサッカーは、サッカー選手とスポーツの
可能性を広げてくれる力を秘めていると感じました。

バレーボールにビーチバレーが、
ラグビーに7人制やビーチラグビーが、
アメフトにビーチフットボールがあり、
人数や場所、ルールなどを変えることで
新たなスポーツの楽しみ方を提供するとともに、
選手たちの活躍の場が広がっています。

そのうち、女子ビーチサッカーなども当たり前に
なってくるのではないでしょうか。

2 comments on “ビーチサッカーが選手とスポーツの可能性を広げる

  1. いつも楽しく拝見させていただいています!(^^)!
    今回の記事は、知ってる子が出場したのでコメントをさせていただきます。
    優勝した北九州のチームには、僕の地元の直方(頓野)の4つ下の後輩、田川での教え子と2名が出場しました。
    僕もビーチサッカーを経験したのですが、サッカーとはかけ離れていて、すごく困惑した記憶が残っております。予想外のイレギュラーや足場が砂地のため、思った通りに走れなかったり、いろいろな体験をいたしました。それでも、サッカーと同じく楽しめたことは間違いありません。
    これからもビーチサッカーは普及していくと思いました。

    1. コメントありがとうございます。

      北九州のチーム「ドルソーレ北九州」が初優勝を果たしましたね!
      教え子が優勝を勝ち取ったとは嬉しさもひとしおでしょう。
      サッカーやフットサルは素人ながらやった経験はありますが、
      ビーチサッカーはないので私自身もやってみたいと思いましたよ。
      サッカーから派生したスポーツが、さらに発展していくことで
      スポーツの底辺が大きくなっていけばいいですね。

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